このクルマは外せない! 各自動車メーカーの歴代最高モデル(前編) UK編集部が捻出 アルファ・ロメオからランドローバーまで

公開 : 2026.02.06 07:05

フェラーリ

458イタリア

F40、エンツォ、250 GTO、ラ フェラーリが選ばれなかったのは意外なことだが、本特集の全モデルの中で、458の得票率は圧倒的なものだった。マット・ソーンダース記者によれば、その理由は「史上最高のミドシップ『ジュニア』フェラーリだから」だという。「優れたエルゴノミクスと室内の質感、現代的なアクティブディファレンシャル、センセーショナルなハンドリングを備えつつ、古き良き高回転型自然吸気V8を主役に据える。神格化されるのも頷ける」

458の中古車価格は今でも非常に高く、英国では後期型で17万5000ポンド(約3700万円)もする。「ターボチャージャーにかき消されることのない、見事なほどに甲高いV8サウンド」と純粋なドライビング・イナミクスは、いまだに他の追随を許さない。

フェラーリ458イタリア
フェラーリ458イタリア

フィアット

500

他を圧倒する生産期間の長さを誇るフォルクスワーゲンビートル、スポーティな走りを見せたミニ、技術的に優れていたシトロエン2CV。世に名車は数あれど、フィアット500ほど単なる移動手段という枠を超え、ファッションアイコンとなった「大衆車」は他にない。このトリノ生まれの小型車は幅広い層に愛され、ネガティブな意見よりも支持者が圧倒的に多い稀有なモデルだ。

「発売から60年近く経った今も、ミレニアル世代やZ世代がオリジナルの500を所有したいと切望している事実がすべてを物語っている」とリチャード・レーン記者は語る。

フィアット500
フィアット500

イリヤ・バプラート記者は「このクルマはイタリア中を走り、数十年にわたりメーカーを支え、2010年代のフィアット全モデルラインのデザイン基盤を築いた。これこそドルチェ・ヴィータの真髄だろう」と述べている。

フォード

フォーカス

フォーカスは30年にわたり欧州フォードを支えてきたモデルで、運転の楽しさ、経済性、実用性を異例のバランスで融合させ、数百万のドライバーを魅了した。

「ドライビングの魅力を製品の中核に据えつつ、量販車として大ヒットを狙えることを証明した」とマーク・ティショー記者は語る。

フォード・フォーカス
フォード・フォーカス

レイチェル・バージェス記者は「実用的で控えめなファミリーカーでありながら、コーナーを軽快に駆け抜ける走りを実現した。まさに一石二鳥」と総括した。

ホンダ

NSX

「NSXは量販車メーカーがハイテクスーパーカーを作ろうとして生まれたものだ。考えてみてほしい、フェラーリがジャズ(日本名:フィット)に対抗するクルマを作ろうとするだろうか?」とジェームズ・アットウッド記者は言う。1990年代のヒーローであり、欧州のライバルにも技術的には遜色ない存在だった。

マット・ソーンダース記者は「優れた油圧式ステアリング、魅力的なシフトフィール、そして心地よく回る自然吸気V6エンジンも同様に素晴らしい。ホンダはもっと頻繁に夢を見るべきだ」と述べている。

ホンダNSX
ホンダNSX

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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