1万台の廃車から見つけた貴重なクラシックカー 39選(後編) 朽ちていく名車 ジャンクヤード探訪記

公開 : 2026.02.15 11:45

クライスラー・ウィンザー(1955年)

この1955年式クライスラー・ウィンザー・デラックスの開いたボンネットの下には、かつて4.9L V8エンジンが収まっていた。このエンジンは0-97km/h加速11.8秒という立派な加速性能を発揮した。

ウィンザーは約10万台生産され、その大半がこの個体のような4ドア・セダンだった。同年に生産された他のクライスラーと同様、伝説的デザイナー、ヴァージル・エクスナー氏の手によるものだ。

クライスラー・ウィンザー(1955年)
クライスラー・ウィンザー(1955年)

ビュイック・ロードマスター(1955年)

この1955年式ビュイック・ロードマスターのフロントガラスには「エンジンなし」とメモ書きされている。ファイアボールV8エンジンは失われたようだが、良質なボディパネルは豊富に残っている。

1955年はビュイックにとって絶好調の年だった。販売台数は73万8814台に達し、この記録は1970年代後半まで破られることはなかった。ロードマスターの4ドア・セダンは3万1717台が販売されている。

ビュイック・ロードマスター(1955年)
ビュイック・ロードマスター(1955年)

シボレー210(1956年)

1956年、シボレーは実に18種類のモデルをラインナップし、総販売台数は約160万台に達した。中でも最も希少なのはベルエアの2ドアのノマド・ワゴンだが、ベストセラーはこの210のような4ドア・セダンだ。合計29万8935台が販売された。この状態の良い個体は、敷地の片隅にひっそりと置かれていた。

シボレー210(1956年)
シボレー210(1956年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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