マセラティ・ビトゥルボ(3) シリーズ集大成のギブリ 頂点にあるカップ 爆竹のような激しさ 癖濃い魅力

公開 : 2026.03.08 17:55

多くの人が理解して良いビトゥルボの価値

初期のビトゥルボと、ギブリ・カップの違いは小さくない。マセラティの予算は限られ、シャシーがターボパワーを完全に手懐けるまでに、10年の期間を要したといえる。

だとしても、筆者は初期のビトゥルボにもカリスマ的な魅力を感じる。1980年代らしく、折り目が明確なボディのクーペやサルーンに、不思議と惹かれてしまう。希少なカリフも、特別感を漂わせていると思う。

マセラティ・カリフ(1988~1993年/英国仕様)
マセラティ・カリフ(1988~1993年/英国仕様)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

ビトゥルボは新車の頃から、性能を考えればお買い得なモデルだった。ネオクラシック人気で、最近は取引価格が上昇傾向にあるとはいえ、高騰まではしていない。少々癖はあるが、この価値をより多くの人が理解しても良いのではないだろうか。

協力:ビル・ブリッファ氏、ヤニー・アルギロウ氏、マクグラス・マセラティ社

マセラティ・ビトゥルボ・シリーズ 5台のスペック

マセラティ・ビトゥルボ(1981~1991年/欧州仕様)

英国価格:2571万0000リラ(イタリア/新車時)/2万ポンド(約420万円)以下(現在)
生産数:2万3003台
全長:4153mm
全幅:1715mm
全高:1303mm
最高速度:215km/h
0-97km/h加速:6.5秒
燃費:7.8km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1086kg
パワートレイン:V型6気筒1995cc ツインターボチャージャー SOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:182ps/6000rpm
最大トルク:25.6kg-m/3500rpm
ギアボックス:5速マニュアル/後輪駆動

マセラティ・ビトゥルボ 430(1987~1994年/英国仕様)

英国価格:4万793ポンド(新車時)/1万8000ポンド(約378万円)以下(現在)
生産数:2万3003台
全長:4400mm
全幅:1715mm
全高:1303mm
最高速度:239km/h
0-97km/h加速:5.4秒
燃費:6.4km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1287kg
パワートレイン:V型6気筒2790cc ツインターボチャージャー SOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:289ps/6000rpm
最大トルク:44.0kg-m/4000rpm
ギアボックス:5速マニュアル/後輪駆動

マセラティ・ビトゥルボ・スパイダー(1984~1994年/英国仕様)

マセラティ・ビトゥルボ(1981~1991年/欧州仕様)
マセラティ・ビトゥルボ(1981~1991年/欧州仕様)

英国価格:4万2402ポンド(新車時)/2万8000ポンド(約588万円)以下(現在)
生産数:3373台
全長:4043mm
全幅:1715mm
全高:1310mm
最高速度:239km/h
0-97km/h加速:5.7秒
燃費:6.0km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1345kg
パワートレイン:V型6気筒2790cc ツインターボチャージャー SOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:289ps/6000rpm
最大トルク:44.0kg-m/4000rpm
ギアボックス:5速マニュアル/後輪駆動

マセラティ・カリフ(1988~1993年/英国仕様)

英国価格:4万5774ポンド(新車時)/3万2000ポンド(約672万円)以下(現在)
生産数:222台
全長:4064mm
全幅:1715mm
全高:1310mm
最高速度:254km/h
0-97km/h加速:4.8秒
燃費:7.1km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1280kg
パワートレイン:V型6気筒2790cc ツインターボチャージャー SOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:289ps/6000rpm
最大トルク:44.0kg-m/4000rpm
ギアボックス:5速マニュアル/後輪駆動

マセラティ・ギブリ・カップ(1995~1997年/英国仕様)

英国価格:4万7000ポンド(新車時)/8万ポンド(約1680万円)以下(現在)
生産数:60台
全長:4223mm
全幅:1775mm
全高:1310mm
最高速度:265km/h
0-97km/h加速:5.6秒
燃費:6.7km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1424kg
パワートレイン:V型6気筒2790cc ツインターボチャージャー DOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:334ps/6800rpm
最大トルク:38.6kg-m/4000rpm
ギアボックス:6速マニュアル/後輪駆動

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・カルダーウッド

    Charlie Calderwood

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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