SでもRS6 アバント凌駕の加速 アウディ e-トロンGT(2) 強化された電動GTサルーン コスパ高いクワトロ

公開 : 2026.02.27 18:10

強化された電動グランドツアラーという性格

モデル中期のアップデートを歴て、e-トロンGTのコンセプトは一層体現されたように思う。強化されたパワートレインによって、電動グランドツーリング・サルーンという性格はしっかり高められている。流麗なスタイリングは、今でも魅力的なままだ。

925psを誇るRS e-トロンGT パフォーマンスの能力も圧巻だが、俯瞰すれば、ベーシックなe-トロンGT クワトロがモデルのスイートスポットかもしれない。充分に速く、装備は充実し、エネルギー効率が1番良く、四輪駆動で安定性も間違いない。

アウディ S e-トロンGT(英国仕様)
アウディ S e-トロンGT(英国仕様)

後輪駆動のシングルモーター版が登場すれば、きっと喜ばしい。7万ポンド(約1470万円)以下のお値段で。

◯:上級サルーンとは思えない実環境での速さ アクティブサスペンションの洗練された快適性 コスパの高いクワトロ
△:やや狭めの後席空間 SやRSの価格は少々強気

アウディ S e-トロンGT(英国仕様)のスペック

英国価格:10万7730ポンド(約2262万円)
全長:4997mm
全幅:1964mm
全高:1389mm
最高速度:244km/h
0-100km/h加速:3.4秒
航続距離:601km
電費:5.4km/kWh(WLTP値)
CO2排出量:−g/km
車両重量:2310kg
パワートレイン:ツイン永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:97.0kWh
急速充電能力:320kW(DC)
最高出力:680ps
最大トルク:75.3kg-m
ギアボックス:1速リダクション(前)+2速オートマティック(後)/四輪駆動

アウディ S e-トロンGT(英国仕様)
アウディ S e-トロンGT(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

アウディ e-トロンGTの前後関係

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