窓も屋根もないケータハム・セブンとの刺激的な生活 485kgの車体に220ps 「バイクに近い」究極のシンプルマシン

公開 : 2026.02.26 12:05

サーキットも長距離走行も楽しめる

それでも、こうした不便さも些細なもので、長距離ドライブを諦めるほどではないようだ。快適性はどうだろう?

「乗り心地は悪くありません。シートにクッション性はないのですが、腰痛持ちの私でも痛みは感じません。長距離走行では少しうるさいですが、先ほどお話ししたブランドフォードからのマラソン往復では、耳鳴りがする以外は耐えられる範囲でした」

ダニエル・グディソンさんのケータハム・セブン・スーパーライトR。駐車時にはステアリングホイールを外すという。
ダニエル・グディソンさんのケータハム・セブン・スーパーライトR。駐車時にはステアリングホイールを外すという。    AUTOCAR

ダニエルさんはサーキット走行会やスプリント、ヒルクライムに参加するつもりでケータハムを購入し、すでにいくつか経験している。

「グッドウッドとキャッスル・コムの走行会、シェルズリー・ウォルシュ、プレスコット、ガーストン・ダウンのヒルクライムに参加しました。ガーストンは最高に楽しい。今年はあそこで3日間走る予定です。それに地元のサーキットでのレースもいくつか予定していますよ」

購入してからは一度も故障していないが、今月末にド・ディオン式リアアクスルを交換する予定だ。「少し遊びがある」からだという。

今さらながら、筆者はこのクルマにステアリングホイールが付いていないことに気づいた。慌ててそのことを尋ねると、ダニエルさんは「保険の条件で、駐車時は外しておく必要があるんです」と教えてくれた。

どんな天候であれ、ステアリングホイールを再装着するたびに楽しいドライブへの期待感が高まるんだろうな、と筆者は想像を膨らませる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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