開発の根底は「スタンダードの象徴」 新型『ホンダCR-V』デザイン担当が語る、走りやすさの作り方

公開 : 2026.02.26 11:10

まっすぐに走れることにこだわる

インテリアデザインを担当した須藤大志さんも、まっすぐに走れることにこだわった。そこで、メーターバイザーの稜線を少し出し気味にしたという。そうすることで、視界の消失点に対して扇状にきれいに前に向かって狭まっていくイメージになり、まっすぐ走りやすくなるのだ。

もちろんインパネまわりやドアの上部とウインドウの境なども直線にすることで、バックするときに白線と合わせやすいなど、車両姿勢を把握しやすくした。

6代目ホンダCR-Vのインテリアデザインを担当した須藤大志さん。
6代目ホンダCR-Vのインテリアデザインを担当した須藤大志さん。    内田俊一

さらに、人間は交錯する線があると平衡感覚が狂うので、ドアミラーの端とAピラーの角度が平行になるように工夫。ドアミラーはスキンマウントにしてAピラーとの空間を作り、視界の形を整えている。

運転のしやすさにこだわった内外デザインだが、同時に上質さも感じさせ、価格に見合った仕上がりといっていい。これであればグローバルで高く評価されることだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    Shunichi Uchida

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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