新型ホンダ・インサイトのベースは中国製『e:NS2』 開発責任者らが語る「中国任せではない」日本仕様

公開 : 2026.03.05 11:05

中国製だが、中国任せではない

新型インサイトは中国の東風本田製とはいえ、企画や開発、そしてデザインまで中国で行われているわけではない。

中国におけるホンダの四輪事業のR&D、生産企画、品質管理などはホンダ・モーター・チャイナ・テクノロジー(HMCT)が担っているが、栃木の本田技術研究所にはHMCTの支部的部署があり、そこでコントロールしている。

東風本田製とはいえ、全てが中国で行われているわけではない。
東風本田製とはいえ、全てが中国で行われているわけではない。    平井大介

今回のインサイト(e:NS2)も、企画は中国でスタートし、デザインも中国で手がけているが、最終決定は日本で行っている。

本来はCセグメントのハッチバックとして作られたモデルだが、世界的に続くSUVブームを考え、クロスオーバー的なモデルのほうが販売に繋がるということで、こうしたスタイリングになったという。デザイン的には飛びすぎず、でもエンジン車と同じではないといったスタイリングは、初めてEVを選ぶユーザーにはちょうど良いのかもしれない。

日本におけるターゲット層は50代以上、それも男性が多いと目されている。これは、アッパーミドルEVのオーナーには50代以上が多いこと、またアッパーミドルEVの多くはSUVで、これはセダンからも乗り換えやすいことなどから考慮されているようだ。

セリングポイントは『軽快な走り』と『充実した装備によるプレミアムな移動体験』。車両重量はけっこう軽く、ホンダ車らしい、意のままのドライブができるというから楽しみだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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