明るく情熱的なホットロッド黄金期スタイル ローフライヤーズ・クラブ(1) ガソリン臭い戦前フォードへ夢中!

公開 : 2026.04.18 17:45

注目を集めるホットロッド黄金期のスタイル

美しくカスタムするという、主流のストリート・ホットロッドとは異なり、一部からは蔑視されることもあったとか。だがクラブ・メンバーは、名誉なことだと捉えていた。むしろ21世紀が始まるまでに、ローフライヤーズへ賛同する若者は増えていった。

その頃には、ムーン・インダストリーズやソーカル・スピード・ショップなど、往年の老舗ブランドがパーツを再提供し始めた。裕福なマニアも関心を示し、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスでは、新たにホットロッド・カテゴリーが設けられたほど。

フォード・ピックアップ(1932年式)
フォード・ピックアップ(1932年式)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

ホットロッド黄金期スタイルへの回帰は、様々な要因で盛り上がったといえる。だが、長年に渡るローフライヤーズの活動が、少なからず影響していることは間違いない。

今回は、そんなホッドロッダーたちによるイベントへ潜入してみた。道中では警察に目をつけられた参加車もあったようだが、目立った問題もなく特別な時間は流れた。

情熱的で明るい雰囲気は当初と変わらない

運転技術を磨く中で、過去にはスプリント・レースやヒルクライム・レースへ参戦したいと考えるメンバーもいたという。リーダーのクライヴ・グリーゼル氏が振り返る。

「ブライトン・スピードトライアルを観戦した時、どうすれば自分たちも参加できるのか、と考えたんです。モータースポーツ協会公認のクラブである必要があると知り、ヴィンテージ・ホットロッド協会という新たな団体を立ち上げたんですよ」

フォード・5ウィンドウ・クーペ(1932年式)と、クライヴ・グリーゼル氏
フォード・5ウィンドウ・クーペ(1932年式)と、クライヴ・グリーゼル氏    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

「ロゴをデザインし、Tシャツと会員証を作りました。でも実際には活動せず、数年後にニール・フレットウェルさんへ引き継いだんですけどね」

ローフライヤーズ・クラブは、成長を続けている。電動化が進む今、ホットロッド文化を再び謳歌するように。屈託なくクルマの話題で盛り上がる、情熱的で明るい雰囲気は設立当初と変わらないそうだ。

ローフライヤーズ・クラブ(2)では、個性的な参加車をご紹介させていただこう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジュリアン・バルメ

    Julian Balme

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ローフライヤーズ・クラブの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事