ボルボES90 シングルモーター(1) 中国・成都工場生産で高い価格競争力 クラス随一の高級インテリア

公開 : 2026.05.19 18:05

良好な人間工学に、ゆとりある後席側の空間

タッチモニターのシステムは、グーグルがベース。グラフィックは高精細で、反応は素早い。数回のタップで主要な機能に辿り着け、メニュー構造も理解しやすい。ナビの画面は、メーター用モニター側にも表示できる。

便利に思えたのが、次に必要そうなショートカットが表示される、コンテキスト・ツールバー。スマートフォンを繋がずとも、ストレスは感じないだろう。シフトセレクターでRを選ぶと、モニターがカメラ映像へ固定されるのは、不便に感じることもあるが。

ボルボES90 シングルモーター・エクステンデッドレンジ・プラス(英国仕様)
ボルボES90 シングルモーター・エクステンデッドレンジ・プラス(英国仕様)

運転席の人間工学は良好。座面は適度に高く、安心感ある運転姿勢を取れる。後席側の空間は、前後方向でクラス最大級。パノラミック・ガラスルーフから陽光が降り注ぎ、前席の下へつま先を深く入れられれば、リムジンのように寛げたはず。

荷室は、トノカバー下で424L。ハッチバックだから、必要ならガラス面ギリギリまで荷物は載せられる。フロント側にも、便利な収納が備わる。

気になる走りの印象とスペックは、ボルボES90 シングルモーター(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ボルボES90 シングルモーターの前後関係

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