BMW新型『X5』初公開!(1) 世界中で人気の高級SUVが第5世代へ 単一プラットフォームで全パワートレイン網羅

公開 : 2026.07.02 07:45

EV仕様『iX5』の主要スペック

EVのiX5は、iX3と同様に「Gen6」円筒形バッテリーセル、800Vの充電ハードウェア、最新世代のモーターを搭載しており、スペック上はライバルに引けを取らない性能を備えている。

その鍵となるのが、140kWhという大容量のバッテリーパックだ。これは欧州の量産EVとしては過去最大規模であり、これにより車重2890kgのiX5は、WLTPサイクルで最大845kmの航続距離を実現している。主に個々のセルの高さを120mm(iX3のセルより25mm高い)にすることで、容量を増やした。

BMW X5
BMW X5

また、450kWという急速充電が可能であり、双方向充電にも対応している。このバッテリーは最上位モデルの『iX5 60 xドライブ』に搭載されており、今後、容量が小さく価格の安いバッテリーモデルも導入される見込みだ。

iX5 60 xドライブは、後輪に329psのモーター、前輪に249psのモーターを搭載しており、合計出力578ps(現在のフルスペックモデルであるX5 Mを上回る)と最大トルク82.5kg-mという力強い数値を実現している。0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は210km/hに達する。

iX5のボディサイズは、全長4994mm、全幅2000mm、全高1748mm、ホイールベース3035mmとなっている。

iX3の場合と同様に、価格を抑えつつ航続距離を大幅に伸ばすシングルモーターの後輪駆動仕様が登場する可能性もあるが、現時点ではまだアナウンスされていない。

3.0L直6エンジンは健在なり

X5の内燃機関搭載モデルは、BMWの代名詞である3.0L直列6気筒エンジンを中心に構成されている。

マイルドハイブリッドの『B58』ガソリンエンジンと8速ATを搭載する『X5 40 xドライブ』は、最高出力400ps、最大トルク55.0kg-mを発生。0-100km/h加速は5.3秒、最高速度は250km/hとされる。このモデルは英国には導入されないという。

BMW X5
BMW X5    BMW

マイルドハイブリッドのツインターボ直列6気筒ディーゼルエンジンと8速ATを搭載する『X5 40d xドライブ』は、最高出力313psと最大トルク68.3kg-mを発生。0-100km/h加速は6.1秒、最高速度は230km/hとされる。最大3トンの牽引能力を備えており、トレーラーやキャラバンなどの牽引に十分な性能だ。

(翻訳者注釈:この記事は後編の記事(2)へ続きます。)

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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