ボルボ『ES90』は5ドアクーペ的スタイルの新フラッグシップクロスオーバーEV! S90の後継的モデル ツインモーターで680ps/870Nm

公開 : 2026.07.09 11:50

ドルビーアトモスによる3Dでの音場再現

上位グレードのサウンドシステムには、ヘッドレストや天井などに25個のスピーカーを備えたバウワース・アンド・ウィルキンスのハイフィデリティオーディオシステムを搭載。ドルビーアトモスによる3Dでの音場再現により、キャビン全体を包み込む没入感のあるサウンド体験を生み出す。

パワートレーンは、『プラス』と『ウルトラ』のシングルモーターエクステンデッドレンジは1モーターで後輪を駆動するRWDだが、トップグレードの『ウルトラツインモーターパフォーマンス』は、前後の2モーターで4輪を駆動する。

後部座席は広大。一充電走行距離は720km(WLTCモード)に達する。
後部座席は広大。一充電走行距離は720km(WLTCモード)に達する。    平井大介

しかも106kWhの大容量バッテリーで、システム総合で500kW(680ps)と870Nmを発生。0→100km/h加速は4.0秒という俊足ながら、一充電走行距離は720km(WLTCモード)に達する。

ボルボ初のソフトウェアデファインドカー

ES90は、SPA2アーキテクチャーを採用し、ボルボ独自のハードウェアとソフトウェアの統合型技術基盤『スーパーセットテックスタック』に基づいて開発された、ボルボ初のソフトウェアデファインドカーでもある。

『Hugin Core』(フギンコア)と呼ばれる次世代コンピュータが車両のすべての機能を統合制御し、安全性能をさらに高め、インフォテインメントの応答性、操作性の向上も実現。より安全で快適かつシームレスなドライブ体験を提供する。

ES90はSPA2アーキテクチャーを採用、ボルボ初のソフトウェアデファインドカーでもある。
ES90はSPA2アーキテクチャーを採用、ボルボ初のソフトウェアデファインドカーでもある。    平井大介

さらに、OTA(無線アップデート)により、時間とともに安全性や車両性能、利便性、ユーザーエクスペリエンスが継続的に向上し、車両は購入後も進化を続ける。

電気自動車をより自然な選択肢に

安全装備では、強力なセーフティケージや最先端の乗員拘束システム、最適化されたクラッシャブルゾーンに加え、レーダー5個、カメラ5個、超音波センサー12個を含む高度なセンサー群を採用したアクティブセーフティシステムを搭載。

さらにドライバーを把握し、理解する先進の『ドライバーアンダスタンディングシステム』がドライバーの注意力散漫や眠気などの状態を把握し、必要に応じ適切なサポートを行う。

ボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長のエドソン・イシカワ氏がプレゼンを行った。
ボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長のエドソン・イシカワ氏がプレゼンを行った。    平井大介

また、車内全体を見守る『オキュパントセンシング』(乗員検知システム)も搭載し、車内に誰も取り残されることがないようサポートする。

そんなボルボの新たなフラッグシップクロスオーバー『ES90』の価格は、プラス・シングルモーター・エクステンデッドレンジが979万円、ウルトラ・シングルモーター・エクステンデッドレンジが1129万円、ウルトラ・ツインモーターパフォーマンスが1229万円。

従来モデルのS90PHEVが1089万円だから、PHEVを選ぶようにEVを選ぶことが可能になった。ボルボは、『電気自動車をより自然な選択肢にする』ことを目指している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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