掘り出し物は約735万円 アルピーヌA110【UK中古車ガイド】 UK編集部の推しはソフトな前期型 自然なテールスライドを誘える喜び

公開 : 2026.07.31 18:05

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ナイジェル・クライセル氏

「ブラウンのレザーとブルーのボディを組み合わせた、初期のリネージを所有しています。これ以上ないほど、素晴らしいクルマだと思います。燃料ポンプのリコール以外、10万km走ってトラブルは皆無。驚くほど快適で、燃費も14.0km/Lを超えます」

アルピーヌA110(2017〜2026年/欧州仕様)
アルピーヌA110(2017〜2026年/欧州仕様)

購入時に気をつけたいポイント

ボディ

ボディパネルはアルミ製で、塗装の定着が甘い部分がある。多くの車両で、気泡のような浮きが見られるようだ。ホイールアーチ・トリムを固定するクリップと、アルミ製のパネルが反応して酸化することも。これを避けるクリップへの交換は、難しくない。

インテリア

コンフォートシートは、サイドボルスターが痛みがち。サベルト社製バケットシートの方が耐久性は高い。座面の高さ調整は、レバーで簡単にできるわけではない。

エンジンとバッテリー

アルピーヌA110(2017〜2026年/欧州仕様)
アルピーヌA110(2017〜2026年/欧州仕様)

燃料ポンプは、初期型でインペラーの不調が報告され、リコールの対象となった。バッテリーは待機時の消費が多く、長期間乗らないでいると上がることがある。大容量バッテリーへの交換や、定期的な充電が望ましい。

メンテナンス

エンジンオイルは1万9000km毎、ATフルードは5万8000km毎の交換が推奨されていても、より短い距離で交換するオーナーは多い。維持費は、かからない方といえる。

知っておくべきこと

ライフ110社は、A110用のパーツを幅広く販売している。サスペンション・キットの他、A110カップ用のスポイラーやホイールも入手できる。

英国では、ロータス・エリーゼなどより保険料は高め。年齢の若いドライバーの場合、かなり高額に設定されているようだ。運転する機会が多くないなら、クラシックカー向けの保険を利用するという手もある。

英国ではいくら払うべき?

3万5000ポンド(約735万円)〜3万9999ポンド(約839万円)

2017年から2021年式までの、小変更前のA110を英国で探せる価格帯。走行距離が8万kmを超える例は珍しく、多くが大切に維持されてきた様子。

4万ポンド(約840万円)〜5万9999ポンド(約1259万円)

2022年以降のA110は、この価格帯から。スマホとの連携に対応し、最高出力もグレード次第で上昇している。塗装色や内装、装備などの選択肢は幅広い。

6万ポンド(約1260万円)以上

アルピーヌA110 ピュア(2020年式/英国仕様)
アルピーヌA110 ピュア(2020年式/英国仕様)

最終年式のA110をお考えなら、英国ではこの価格帯から。7万5000ポンド(約1575万円)まで奮発すれば、Rや限定仕様のR70なども探せる。

英国で掘り出し物を発見

アルピーヌA110 ピュア(英国仕様) 登録:2020年 走行距離:9万9800km 価格:3万4990ポンド(約735万円)

執筆時の英国で、最も安価なA110の中古車。走行距離は長いが2オーナーで、6度の整備をディーラーで受けている。1万ポンド(約210万円)を超えるオプションが備わり、リッチフィールド社によるECUチューニングも実施済み。理に適った内容だろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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