エンジンの「リズム」を楽器で表現 ベントレー新型EV『トルカル』、壮大なオーケストラのような走行音を導入

公開 : 2026.07.21 07:05

伝統を受け継ぐ都市型高級電動SUV

トルカルは、ベントレーにとって初めての完全電動モデルであり、実質的に昨年公開されたコンセプトカー『EXP 15』の量産版となる。

ベンテイガ』、『バカラル』、『バトゥール』と同様、トルカル(Torcal)という名称も自然のランドマークに由来しており、今回はスペイン・アンダルシア地方にある自然遺産「エル・トルカル・デ・アンテケラ」にちなんで名付けられた。また、ラテン語の動詞「torquere」(「ねじる」という意味で、「トルク」の語源)にもちなんでいる。

ベントレーはV8エンジンの音響特性を分析し、ドラムの演奏との共通点を見出した。
ベントレーはV8エンジンの音響特性を分析し、ドラムの演奏との共通点を見出した。    ベントレー

これまで確認された情報から、全長約5mのSUVになるとみられている。シルエットやサイズはベンテイガに近いものの、デザインは完全に独自のものとなる。ベントレーは「アーバンラグジュアリーSUV」と称している。

トルカルは当初、昨年デビューする予定だったが、高級EVへの需要が低迷していたことを受けて延期された。これに続く予定だった他のEVも同様に延期されており、ベントレーは2030年までに全車種をEV化するという当初の計画を撤回した。

価格は約17万ポンド(約3700万円)からと予想されており、これはBMW iXボルボEX90といったプレミアムモデルと、ロールス・ロイススペクターフェラーリ・ルーチェのような本格的なラグジュアリーモデルのおよそ中間に位置する。最も近いライバルは、ランドローバーレンジローバー・エレクトリックとなるだろう。

記事に関わった人々

  • フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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