日本未発売の1/64モデルをフライング紹介! 今注目の『オールモストリアル』とは【長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:第21回】

公開 : 2026.07.22 11:45

ミニチュアモデル製造に携わってきた老舗

そんなパガーニ・ゾンダFを1/64スケールでモデル化したのは、中国の『オールモストリアル』という新進気鋭のメーカー。

いや、新進気鋭というのは不正確ですね。オールモストリアルの母体である『Sum’s Model Toy』は欧州や日本の名だたる模型メーカーの中国におけるOEM拠点として、何十年にもわたってミニチュアモデルの製造に携わってきた老舗。

全長約69mmというサイズにもかかわらず、内部の構造まで細かく再現されています。
全長約69mmというサイズにもかかわらず、内部の構造まで細かく再現されています。    長尾循

その同社が満を時して2016年に立ち上げたオリジナルブランドが、オールモストリアルなのです。現在ではその派生ブランドも含め高品質なミニカーを多数ラインナップしており、世界的にも多くのコレクター、ファンがいます。

この1/64パガーニ・ゾンダFも、全長約69mmという小さなサイズにもかかわらず、細かく彩色されたインテリアやミドシップマウントされたV12エンジンなど、内部の構造まで細かく再現されています。

昨今はレジン(樹脂)製ミニカーも多いのですが、こちらは伝統的なダイキャストモデル。手にした時の重量感も気持ちいいです。さらに仔細に見ていくと、小さなミラーは誤って触れても折れにくい柔らかい樹脂製だったり、前後カウルには極小の磁石が仕込まれていて剛性感を持って脱着ができたりと、単にリアルなだけではなくモデルエンジニアリング的にも理に適った設計です。

9月上旬には日本国内にも輸入される予定

実はこのオールモストリアルの1/64パガーニ・ゾンダFは日本未発売モデル。9月上旬には日本国内にも輸入される予定というそのサンプルを、知り合いの業界関係者のオフィスで見つけちゃったものだから、もちろん許可を得つつもフライング気味にご紹介した次第。

自分の少年時代に付き合っていた素朴なマッチボックスなどとはまさに隔世の感アリ。近年のハイエンドクラス1/64ミニカーは凄いことになっているなと、感心することしきりなのであります。

9月上旬には日本国内にも輸入される予定です。
9月上旬には日本国内にも輸入される予定です。    長尾循

世界的な盛り上がりを見せる1/64スケールのミニカー、また興味深いモデルを見つけたらご紹介しようと思います。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    長尾循

    Jun Nagao

    1962年生まれ。企画室ネコ時代を知る最後の世代としてモデル・カーズとカー・マガジンの編集に携わったのち定年退職。子供の頃からの夢「クルマと模型で遊んで暮らす人生」を目指し(既に実践中か?)今なおフリーランスとして仕事に追われる日々。1985年に買ったスーパーセブンにいまだに乗り続けている進歩のない人。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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