プジョーのベストバイ発見? 新型『308GTハイブリッド』はデザインの進化だけでなく、全体に熟成感あり ライバルは身内のステーションワゴン
公開 : 2026.08.14 11:45
モーターは想像以上の領域で介入
今回は静岡県東部~名古屋往復も含む、約1200kmを走ることができた。期間中の平均燃費は14.7km/Lだ。
これまでこのマイルドハイブリッドを搭載するステランティス系の車両にはかなり乗ってきたが、今回は気になって、メーター表示でモーターの入り方を意識的に見るようにした。すると街中でも高速でも、想像以上に幅広い領域でモーターが介入していることに気がついた。

アクセルをぐっと踏み込んで、そこですぐにメーターが動いても、モーターのパワーを体感するまでに一瞬の間があるのは惜しいが、その入り方自体は自然で、実用ハイブリッドとしてはかなりよくできていると改めて感心。
スポーツモードに切り替えて『鞭を入れた』時の走りは中々の速さで、このパフォーマンスを1.2Lエンジンでできるのはやはり凄いなぁと感じた。
回生ブレーキがあるのは便利で、その効きもちょうどいい。具体的には説明できないものの、恐らくは制御系に細かい改良が入っていて、パワートレイン全体に熟成している雰囲気すらあったのだ。
また、これに限らず、全部が少しずつよくなっている感もあった。
足まわりは相変わらず素晴らしく、路面からの入力に対して若干の硬さはありながら、そこからの処理が絶妙。不快な感触はゼロで、コーナリングでよく粘るプジョーらしい『猫足』は健在だ。
そして足がいいから、長距離走っていても実に快適。シート自体は若干小ぶりだがサポートは良好で、実はこれまでプジョーでは中々合わなかったドライビングポジションで、自分に合うシートバックの角度をついに発見したのも大きかった。唯一気になるのは純正ナビの使い勝手がイマイチなことくらいで、筆者はアップルカープレイに頼りっぱなしであった。
今のプジョーはどれも完成度が高い
今回、約1200kmに渡るドライブを通じて特に感じたのは、何度か書いたように『熟成』だった。マイナーチェンジで進化したのは、デザインだけではないということ。そして個人的に好きなiコクピットも含めて、308の美点は実はプジョー全般に言えることだ。
筆者のライフスタイルに合うのは308だったけれど、他の方はきっと違う。しかしどのボディ形式を選んでも間違いがないと思うほど、今のプジョーはどれも完成度が高いと言えよう。

さて、最後にワゴンモデルである『プジョー308SW GTハイブリッド』の話をしたい。
6月11日に80台の限定車という形で発売され、スケジュールの関係で実車取材のタイミングを逃しているものの、実はかなり気になっている。
ボディサイズは全長4655mm(ハッチバック比+235mm)、全幅1850mm(同寸)、全高1485mm(同+10mm)、ホイールベース2680mm(+100mm)で、車両重量は1430kg(+50kg)。最大約1634Lとなる、ラゲッジスペースはやはり魅力的だろう。ハッチバックのそれは、若干狭く感じたからだ。
価格もハッチバックの524万円に対し、SWは539万円と、わずか15万円差。インガロブルーと呼ばれるターコイズに近い薄いブルーも魅力的。ロングホイールベース化で乗り心地は落ち着いた雰囲気となっているようで、ロングツアラーという視点で見れば、ベストバイは308SWかもしれない。これは308のハッチバックにとって、強力なライバルと言えよう。
















































































