全7車種を世界展開? 最高出力は1000ps超 サウジアラビア初の自動車メーカー『シアー(Ceer)』(後編)
公開 : 2026.09.28 17:10
サウジアラビアの自動車メーカー、シアー・オートモーティブが『エクゾボット』と呼ばれるEVシリーズを発表しました。政府から支援を受け、台湾フォックスコンも出資。国内の自動車産業の活性化を目指しています。
フォックスコンなど数社と技術提携
Ceerの車両は、合弁パートナーであるフォックスコンが開発したプラットフォームと電気アーキテクチャーを採用する。フォックスコンは、アップルのiPhoneを製造する台湾の産業大手であり、近年はEV分野にも進出している。
CeerはBMWとも技術提携を結んでおり、デ・ルカ氏は「製品エンジニアリングと製造の両面から、BMWの100年余りの経験を活かしていく」と述べた。

パワートレインのリアモーターはクロアチアのEVメーカーであるリマックから、フロントモーターはヒョンデ・トランシスから調達する。
デ・ルカ氏によると、Exobotの最上位モデルは1100psを超える出力を誇り、0-100km/hを2.1秒で達成し、ローンチコントロールとドリフトモードの両方を備えるという。
Ceerは、サウジアラビアにおける自動車部品産業の育成に貢献するため、自社車両の現地調達率を段階的に引き上げる方針だ。
デ・ルカ氏によると、同社の現在の従業員2300人のうち46%が現地採用者であり、2034年までに車両の現地調達率を45%にすることを目標としているという。
全7車種のグローバル展開を計画
Ceerの最初の2車種は、湾岸地域向けの型式認定を取得しており、純粋なEVとして販売される。サウジアラビアのEV市場規模は小さく(昨年の総販売台数80万台強のうち約3%)、これらの2車種は電動化技術への関心を高めるフラッグシップモデルとして位置づけられる。
さらに、Ceerは今後5車種を急速に展開するという大胆な計画を立てている。来年はDセグメントのセダン、SUV、クーペSUVを発売し、2028年にはさらにコンパクトなモデルを投入する予定だ。

これらのモデルは世界各地で型式認定を受けられる仕様となっているが、デ・ルカ氏は次のように説明した。
「現時点での当社の事業計画は2040年までであり、サウジアラビアと周辺の湾岸諸国にのみ焦点を当てています。同市場に特化した事業計画が順調に進んでいます」
「とはいえ、『絶対にない』とは決して言いません。次の5つのモデルが世界販売に向けた能力を備えるよう確実に準備してきました。しかし、急激な拡大は避けたい。むしろ、すべてを完璧にこなしてからゆっくりと拡大していく、街角のイタリアンレストランのような存在でありたい。それが現時点でのわたし達のやり方です」
同氏はさらに、Ceerのプラットフォームは複数のパワートレインに対応可能であると付け加え、車両の「設計変更を最小限に抑える」ことで、プラグインハイブリッド(PHEV)やレンジエクステンダー(REx)技術を導入できる可能性を示唆した。















































