欧州責任者が語る『フィアット』のあるべき姿 原点に立ち返り再出発 課題はパンダ後継車 新型『グリズリー』の車名に込めた意味とは

公開 : 2026.09.10 17:05

なぜ『グリズリー』と名付けたのか

車名の由来となった動物のグリズリーは、ご存知の通り抱きしめたくなるような可愛い存在ではない。獰猛な肉食動物であるため、誰も空腹のグリズリーを怒らせたくはないだろう。トレル氏も、「厳密には攻撃的な動物」だと認めている。

フィアットは、恐ろしい動物にちなんで名付けられたSUVを、小さくて愛らしいモデルが揃うラインナップにうまく溶け込ませなければならない。なぜこの名前を選んだのだろうか?

フィアット・グリズリー(ファストバックモデル)
フィアット・グリズリー(ファストバックモデル)

「これはパンダファミリーの中で最大のモデルだからです」とトレル氏は説明する。

「フィアットには、パンダとグランデパンダがあります。パンダより大きなクマといえば何でしょう? グリズリーです」

「今の課題は、グリズリーをフィアットらしい動物として、親しみやすく、笑顔あふれる存在にすることです。でも、信じてください。広告をご覧になれば、わたし達がどのように実現したか、きっとお分かりいただけるでしょう」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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