好戦的ボディキットで武装 トヨタ GRヤリス・エアロパフォーマンス(1) 280馬力の1.6L 3気筒ターボ 英国では人を選ぶ高額に

公開 : 2026.10.22 18:05

シートが25mm落ち、より自然な運転姿勢

最新版のキャビンの特徴といえるのが、当初からフロントシートの固定位置が25mm低くなったこと。着座位置が下がり、より自然な運転姿勢を取れるようになった。高身長のドライバーがヘルメットを被っても、天井へ当たりにくくもなった。

ダッシュボードは上面の位置が落とされ、バックミラーが持ち上げられることで、前方視界は拡大。タッチモニターが作っていた、斜め前方の死角もなくなっている。傾斜したルーフラインと狭いリアウインドウで、後方視界は限定的だが。

トヨタ GRヤリス・エアロパフォーマンス(英国仕様)
トヨタ GRヤリス・エアロパフォーマンス(英国仕様)

エアロパフォーマンスの場合、ハンドブレーキレバーが左膝の隣へ移され、ほぼ垂直に伸び、いかにもラリーレイド。レバーを引いた勢いで、膝をステアリングホイールへ当てがちだが、素性を物語るようで好ましい。至ってベーシックな、操縦系の配置も。

内装は、5万ポンド(約1040万円)のクルマとしてはプラスチックが目立ち、質感も高くはない。4シーターだが、小柄なボディサイズもあって、後席や荷室は狭めでもある。

走りの印象とスペックは、トヨタ GRヤリス・エアロパフォーマンス(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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