新型A110の内燃機関モデルは「市場の動向や機会次第」 アルピーヌのトップが日本で語る未来予想図(2) 優先すべきは軽くて美しいクルマを作ること

公開 : 2026.10.13 11:45

日本市場はどう考える?

―カスタマーやファンにとっては、アルピーヌがこれからBEVブランドとしての道を歩むのかどうかが、最も気になるところではないでしょうか。

「新型A110とICE(内燃機関)の組み合わせについては、市場の動向や機会次第であると答えておくべきでしょう。また再開するかもしれません。現在の段階では計画にはありませんが、技術的には十分に可能なことです」

A290(左)とA390(右)はイギリスとドイツで一定の成功を収めている。
A290(左)とA390(右)はイギリスとドイツで一定の成功を収めている。    アルピーヌ

―日本市場についてはどのようにお考えですか?

「アルピーヌはプレミアム市場でのさらなる成長を目指しています。A110の販売はこれまで約70%がフランス市場だったため、今後は海外での成長がより重要な課題になると考えています。既にA290とA390はイギリスとドイツで一定の成功を収め、スペインとイタリアにも展開を進めています。

日本は販売台数だけではなく、プレミアム市場としての位置づけ、ブランドイメージ、カスタマー、アルピーヌの認知度の観点から重要な市場のひとつと考えられています。アジア全体の展開における基盤となることが期待されている市場です。ちなみにA290には右ハンドル仕様もすでに用意されていますから」

果たしてアルピーヌは、新型A110の誕生によって、どのようにブランドバリューを高めていくのだろうか。期待が大きく膨らんだことはいうまでもない。

*アルピーヌのトップが日本で語る未来予想図(3)へと続きます。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王(超王)」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

アルピーヌのトップが日本で語る未来予想図の前後関係

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