フェラーリV8エンジンを搭載! 1989年式『ランチア・テーマ8.32』を29年間所有するオーナー 維持するのが大変なクルマの代表格との付き合い方
公開 : 2026.11.07 11:45
良縁に恵まれてドナーを入手
トラブルを克服してきた以外にもいろいろ手を入れて、外装は10年前にアルファ・ロメオ・ブレラのレッドにメタリックを入れたカラーでオールペイントしている。メタリックレッドにこだわったので、塗る前に赤を何色か作ってもらったそうだ。
OZのホイールは、行きつけのショップがアルファ・ロメオ155から外したモノを譲ってくれたのだという。マフラーは穴が空いたので、ワンオフで製作。運転席側ドアのモールが欲しくて、ドアごと購入してモールだけ装着したそうだ。

内装はしっかり直しており、ステアリングはレザーを張り替えたことによって工場出荷時よりも少し太くなっている。そして、リアエンドの車内ボードが弱くてテーマ 3.0 V6 LS用に変えているため、電動格納式ヘッドレストを収納できるスペースがなくなり、ヘッドレストを取り外したそうだ。
「実はドナー車をずっと探していましたが、FMMの仲間から不動のテーマ8.32があるという情報がほぼ同時に2件入り、何年も全く情報がなかったのに急に2台も情報があるなんてFMMって凄い! と思っていたら、同じクルマが2ルートで私のところに回ってきていました。
FMM仲間の知り合いの奥様のお父様が所有されていましたが、亡くなられたあと名車のためなかなか処分の決定ができず、8年間納屋で不動となっているとのことでした。これもたまたま後期型でした」
テーマ8.32は維持するのが大変なクルマの代表格だが、中野さんのようにエアコンが効かなくても気にせず、良縁に恵まれてドナーまで入手できたりすれば、こうして長きに渡って愛用できるのだ。今後も所有歴を30年、40年と伸ばしていって欲しい。

















































