日産キックス、今夏いよいよ発売

公開 : 2016.05.04 22:20  更新 : 2017.06.01 01:32

2014年のサンパウロ・モーターショーでコンセプト・モデルを発表された日産キックスが、いよいよ今年の夏、先ず最初にラテン市場向けとして生産される。その後、このキックスは全世界80ヶ国以上で販売される予定のグローバル・マーケット・モデルである。ただし、このキックスが英国を含む右ハンドル市場用として用意されるかどうかは不明だ。

まだ、その細かいスペックは公表されていないが、クーペのようなスタイルにも関わらず、クラス・トップのパッセンジャー・スペースを持つと日産はコメントしている。

キックス・コンセプトは、全長4300mm、全幅1800mm、全高1600mmだったが、これはフィアット500Xとほぼおなじサイズだ。

インテリアは、7.0インチのフルカラー・ディスプレイと、スマートフォン接続可能なインフォテインメント・システムを特徴とする。また、外部に取り付けられた4つのカメラによるアラウンドビュー・モニターも装備する。

日産のラテンアメリカ代表であるホセ・ヴァルスは、急速に伸びてきているラテン・アメリカのコンパクト・クロスオーバー市場に対応したモデルだという。

「日産キックスは、ユーザーの望む高いパフォーマンス、強いデザインを持っている。」とコメントしている。

生産は8月からスタートする予定で、先ず最初にブラジルで販売される。

キックス・プロジェクトは、日産のグローバル・デザイン・センターをメインに、サンディエゴとリオのデザイン・チームが共同して行った。そのため、そのデザインはラテン・アメリカのカルチャーやファッションに大きく影響を受けているという。

キックスの生産開始によって、日産はリオで600人の新たな雇用をし、2シフト制をひく。また、2014年にオープンしたこの工場には、£1億3000万(200億円)の投資を行っている。



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