アウディA9 e-トロンにゴーサイン

公開 : 2016.08.30 04:40  更新 : 2017.12.14 12:31

アウディのCEO、ルパート・シュタドラーは、テスラ・モデルSに対抗するモデルとして4WDのEVサルーンをリリースすることに決定したとコメントしてる。このラグジュアリーな4ドア・サルーンはアウディA9 e-トロンというネーミングで、そのEVテクノロジーにはまもなく発売が開始されるQ6 e-トロンのものが採用されているという。

A9 e-トロンのネーミングは、アウディのラインナップの最上位に位置することを示している。A9 e-トロンは1回の充電で500kmほど走行することが可能で、しかもレベル4の自動運転テクノロジーも盛り込まれている。この自動運転テクノロジーは、来年デビューが予定されているA8のものを更に進歩させたものだ。

「2020年までにアウディは3モデルのEVをラインナップする。それぞれ最高500kmの航続距離を持つモデルだ。更に2025年までにアウディのセールスの25%はバッテリー駆動のクルマとなる。」とシュタドラーはコメントしている。

当初アウディは、A9をメルセデス・ベンツSクラス・クーペやベントレー・コンチネンタルに対抗する、従来型のエンジンを搭載したモデルとして計画していた。しかし、その方針は変更され、EVサルーンとなったのだ。そのデザインとパフォーマンスは、テスラ・モデルSに対抗しうるものだという。

もともとアウディのEVは、昨年のフランクフルト・モーターショーでデビューしたe-トロン・クワトロ・コンセプトがスタートとなる。このe-トロン・クワトロ・コンセプトは、兄弟会社であるポルシェによって計画されているミッションEコンセプトとは、アルミニウムを主としたストラクチャーを含めて異なる。

Q6 e-トロンとA9 e-トロンの類似点はそのドライブトレインになる。Q6 e-トロンは、フロントに1基、リアに2基の合計3基の電気モーターを搭載する。e-トロン・クワトロ・コンセプトでは、その3台の合計出力は500ps、そしてトルクは81.6kg-mとされている。

R&Dの責任者、ステファン・キニルシュは、アウディが開発しているモーターと電動エレクトロニクス・パッケージによって今までのEVとは異なるユニークなドライビング体験をすることができるとしている。

「ライバルの多くは比較的低い回転で同期型モーターのパワーを導き出している。また、高回転型の非同期型モーターを使用している場合もある。われわれは非同期モーターで、同期型モーターよりも高い効率を得ると確信している。」とキニルシュは語っている。

またチューニングもオリジナルのもので、「トルク・ベクタリング、4WDセットアップ、そしてEVパッケージは従来のものにないフィーリングだ。」という。

A9 e-トロンは、ドライブ・マネジメント・システムによって、それぞれのホイールのグリップ・レベルに応じたパワーを配分するという。

ギアボックスはシングル・レシオで、ドライブとスポーツ、2つのモードを持つようだ。

A9 e-トロンについては言及されていないが、e-トロン・クワトロ・コンセプトがプロダクション・モデルとなった場合、そのパフォーマンスは0-100km/hが4.6秒、最高速度が210km/hと発表されている。

Q6 e-トロンと同様、A9 e-トロンも液冷の95kWhのバッテリーをパッセンジャー・コンパートメントの下にレイアウトする。通常の充電方法のほか、11kWhのワイヤレス・チャージもオプションとして設定される。

この他、A9にはレベル4の自動運転テクノロジーが採用されることになっている。来年リリースされるアウディA8は、レベル3の自動運転テクノロジーが盛り込まれていることが決定しているが、センサーを向上させ処理能力も上げたレベル4がA9には搭載されるのだという。



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