■どんな感じ?

黒いウォールナット製トリムとレザーで覆われたダッシュボードを別にして、インテリアは基本的に標準モデルと同じである。

どの材質の表面も申し分なく作りこまれているうえ、9.0インチ・カラー・タッチスクリーンは、このマーケットのなかでも最高レベルの直感性だと感じる。地上高と着座位置が高くなったおかげで、見晴らしもよい。

しかし、いざ走りだすと、クロスカントリーは、通常のV90と性格が異なる味付けがされていることに気付く。

標準仕様がスポーティーなハンドリングと乗り心地の良さのバランスを取ることに苦しんでいる一方で、クロスカントリーはとても素直な特性を見せる。新設計のダンパーと最新のボルボ・エア・サスペンション(オプション)がフィットしているため、とてもスムーズで順応性があり、大型ラグジュアリー・オフローダーにふさわしい乗り心地だ。

ボディをコントロールしやすいため、あらゆる部分のクオリティが高いと感じる。