アルファ・スパイダーの系譜を探る(最終回) シリーズ3/4/916 試乗記

公開 : 2017.10.03 11:10

アルファ・スパイダーの特集(最終回)です。このへんから身近に感じるモデルも増えるのではないでしょうか。「おまけ」ページもついております。お楽しみください。

もくじ

シリーズ3 「新車で買える本物のクラシック」
シリーズ4 今も人気の理由とは
916型でドイツ車への対抗目指した
シリーズ4より高いコストパフォーマンス
(おまけ)ブレラ/スパイダーの苦悩

シリーズ3 「新車で買える本物のクラシック」

シリーズ3のアルファ・ロメオ・スパイダーは、ボディの前後に黒い樹脂製のバンパーとスポイラーを備え、1.6ℓまたは2ℓのエンジンが用意された。

そのスタイリングは「マトン」とか「ラム」と揶揄されがちだが、サリー州のベル&コルヴィルが少量ながら輸入して右ハンドルに改修したシリーズ3は、手頃なオープンスポーツカーのニューモデルがほとんど出ない時代に新鮮な風をもたらした。それは新車で買える本物のクラシックだったのだ。

80年代を通じて積極的な商品力強化が行われたシリーズ3は、古いタイプのオープン・アルファが欲しいひとにとって最も安いコストで夢を叶えるクルマだった。

最高に美しいスタイルとは言えないまでも、ステアリングには依然としてサーボは付かず、燃料噴射ではなく古き良きキャブレターである。2ℓエンジンがシリーズ2よりわずかにパワーダウンし(130ps)、ボディは重くなったが、70年代のクルマにあった楽しさは残っている。

ステアリングが遠くてペダルが近いドライビングポジションは以前のスパイダーに比べて窮屈な感じだし、インテリアの雰囲気も魅力が薄れた。しかしこれが£5,000(85万円)で買えるなら、素晴らしいことではないだろうか?

しかし興味深いことに、歴代のなかで今、支持者を増やしているのは最終モデルとなったシリーズ4だ(これも英国では右ハンドルにコンバートされている)。

 
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