価格が上昇するかもしれない47台のクルマたち 後編

公開 : 2017.11.26 06:10  更新 : 2021.01.30 21:48

シボレーSS(2014〜2017年)

BMW M5に挑むカウボーイ、といったところか。SSは1990年代以降では初の、V8を積むシボレーの後輪駆動セダンである。GMがオーストラリア部門のホールデンが持て余している生産能力を有効活用するべく編み出した苦肉の策だが、アメリカン・マッスルカーの愛好家に4ドアという選択肢を与えた興味深いクルマだ。

結局、ホールデンが送り出したSSは1万3000台に満たず、この先数年と経たずに、程度のいいものは見つけにくくなるだろう。ホールデン・ブランドが廃止され、工場も閉鎖されたため、遠からぬ後継モデルの登場も期待できそうにない。それどころか、シボレー最後のV8後輪駆動セダンになる可能性も高い。それほどシゴかれていない個体なら、$45,000(502万円)は下らないところだ。英国へは未導入だが、兄弟車であるヴォグゾールVXR8 GTSは£50,000(744万円)からといったところが相場だ。

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