ドライバーズカー選手権2017(3) ノミネート11台→3台へ

公開 : 2018.01.03 15:40  更新 : 2018.01.04 16:31

ケーターハム420R

驚かれるかもしれないが、この天気と、ケーターハム420Rが履いているエイボン社製のZZRタイヤでも、運転自体はそれほど難しさはなかった。

ただ、他のクルマと同様に扱うのは難しい。また、一般道での落ち着きの無さに対して不平をいうのは、サラブレッドをのどかな乗馬クラブに持ち込むようなもの。

カッスル・クーム・サーキットでは、われわれを魅了してくれた。お尻が痛くなるのは仕方ない。ピットインに迫られたのは、グリップしなかったからではなく、ウィンドウがないために視界が確保できなかったから。

ほとんどすべてのコーナーでテールスライドしたが、挙動は予想が効くし、サーキットという限定された空間なら許されるだろう。ほとんどのクルマの場合、コースアウトを恐れて修正に迫られるはずだが、ケーターハムなら、ステアリングを出口の直線に向けてアクセルを踏み込めばいい。

プロッサーは、「悪天候の中でも、最も運転しやすいクルマの1台」と評していたが、間違いないだろう。ソーンダースも「3速で回るコーナーでも、カウンターステアを1/4回転ほど当てれば簡単に脱出できる。スピンするようには思えなかった」と話す。

否定的な見方をするプライヤーは「非常に限定的なコンディションで楽しむクルマで、今日はドライブする日ではなかった」と簡潔にまとめている。

残る、アストンマーティンDB11 V8は、無敵のマクラーレン720Sポルシェ911 GT3に総合評価で戦いを挑む。

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