メルセデスAMG『GTブラックシリーズ』復活! 最新版フラットプレーンV8搭載か 史上最も過激なモデルへ
公開 : 2026.03.25 07:45
メルセデスAMGの最も過激なモデル『GTブラックシリーズ』が復活します。最新のGT3レーシングカーと並行して開発されており、600ps超のフラットプレーンクランクのV8エンジンを搭載する見込みです。
新型GTのプロトタイプ公開
メルセデスAMGは、最新世代のGT3レーシングカーの開発プログラムの一環として、『GTブラックシリーズ』の復活を正式に発表した。両モデルとも、以前公開された『コンセプトAMG GTトラックスポーツ』を発展させたものだ。
AMGは、この新型車を「これまでで最も過激なブラックシリーズ」と位置づけている。現行GTの中でも特にサーキット志向のモデルとして設計された『GT 63プロ』を凌駕する存在ということになる。

GT 63は最高出力585psと最大トルク81.5kg-mを発生する。GT 63プロでは611psと86.7kg-mまで引き上げ、0-100km/h加速タイムは3.2秒、最高速度は317km/hに達する。
AMGによれば、新型ブラックシリーズはそれをはるかに上回る性能を持つという。
エンジンも進化する見込みだ。AMGはすでに、『CLE』をベースとした限定生産モデル『ミトス』に、フラットプレーンクランクV8エンジンの改良版を搭載することを明らかにしている。このユニットが、新型ブラックシリーズにも搭載されると見られる。
アグレッシブなエアロとシャシー
2020年に発売された先代のGTブラックシリーズは、ツインターボチャージャー付き4.0L V8エンジンのフラットプレーンクランク版を採用し、最高出力730ps/6900rpm、最大トルク81.5kg-m/2000~6000rpmを発生した。0- 100km/h加速は約3.2秒、最高速度は325km/hを記録し、当時の市販車としてニュルブルクリンクのラップレコードも更新した。
「過激」になるのはエンジンだけではない。新型GTブラックシリーズのプロトタイプには、現行GTよりもサーキット走行を重視した、アグレッシブなエアロパーツとシャシーセッティングが採用されている。

AMGによると、GT3レーシングカーと公道向けのロードカーは同じ起点から並行して開発されているという。空力、冷却、シャシーセッティングといった分野において、レースで培ったノウハウを市販車にも活かす狙いだ。
メルセデスAMGのミヒャエル・シーベCEOは、「AMG史上最も過激なブラックシリーズを開発しています。同時に、将来のGT3でモータースポーツにおける新たな記録を打ち立てたい。その基盤となるのが『コンセプトAMG GTトラックスポーツ』です。これは当初から単なるコンセプトカーではなく、技術実証車として開発されました」と述べている。
『ブラックシリーズ』の名称は、2006年以来、AMGの最も高性能な市販ロードカーに用いられてきた。『SLK 55 AMGブラックシリーズ』を皮切りに、少量生産のサーキット志向モデルとして展開されている。








