長期テスト アウディTT RS(1) 第一印象ならびに支払った金額は

公開 : 2018.02.01 10:10

アウディTT RS。AUTOCAR長期テストのはじまりです。かつてカチカチのサスと、カリカリのエンジンで楽しんだ若者は、もう大人になりました。そこで気になるのはアウディTT RS。そんな、あなたへ。

もくじ

わたしは、趣味が変わった
購入したTT RSの装備
気になる乗り心地 1週間の印象
テスト車について
追加した装備一覧
テストの記録

わたしは、趣味が変わった

かつてのAUTOCAR総合監修者、スティーブ・サトクリフは2代目のアウディTT RSを所有していたことがある。

エンジンは既に2.5ℓの5気筒だったが、プラットフォームは古く鈍重なPQ35だった。もちろん速いことは速かったし見た目も造りも良かったけれども、乗り手にひしひしと訴えかけるものはない、というのがわれわれの意見だった(そう当時の試乗記事にも書いた)。

それでもサトクリフは、クワトロなど要らないくらいの腕をもっているにもかかわらず自分のTTをこよなく愛し、そう繰り返し書いてきた。

ちょっと意外だったし、だからといってTTへの見方は変わらなかったのだが、TTの最速版とある程度暮らしてみるのは実際どんな感じかという好奇の念は以後も胸中にあった。

そして5年後の今、ようやく答えを出せる時がきた。

今度のRSは当然ながらプラットフォームがPQ35からMQBに生まれ変わっており、スーパーカーを脅かさんばかりの強大なパワーを与えられた。

だが、わたしは年を重ねた。趣味も変わった。

かつてわたしはその常識外れなまでの直進安定性指向を評価し尊敬もしたが、地平線の果てまでダラダラと移動することに、もはやだんだん興味を失いつつある。

したがって、目下の問題は6カ月でこのクルマをAUTOCARから買いあげたくなるかではなく、6カ月で飽きないかどうかということ。ううむ、どうだろう。

クルマの仕様はアウディUKに任せた。だから車内にはこれ以上何が必要かというくらいの装備で溢れている。ヒーター付きの「スーパースポーツ」シートは革張りの素晴らしいものだし、内装の表面やスイッチ類は見ても触っても質感に唸らされるばかりだ。

次項でオプションリストを見ていこう。

 
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