中古で勝負 エボ6トミマキ vs インプ・リチャード・バーンズ仕様(中編)

公開 : 2018.04.30 20:10

中古で勝負「エボ6トミマキ」vs「インプ・リチャード・バーンズ仕様」の中編は、いよいよ2台の試乗を開始。スペックだけが評価じゃない。イギリスのクルマ好きらしいインプレッションになっています。

もくじ

前編
両雄相まみえる
ランエボ/インプレッサ発売の日
スクービーが英国に与えた衝撃
トミマキ誕生/RB5英国市場に

中編
インプ/エボ 英国仕様は?
試乗開始 インプレッサRB5
対するエボVI その走りは?
スペックはランサー しかしインプには……

後編(5月3日公開)

番外編(5月3日公開)

インプ/エボ 英国仕様は?

全日本GT選手権の厳しいエントリー制限のためか、あるいは紳士協定のせいか(これは議論が分かれている)、インプレッサもランサー・エボリューションも90年代になると出力がともに280psに抑えられていた。このデータは、今回採り上げたトミ・マキネン・エディションのものだ。エボリューションVIは1999年から英国で販売された。英国に正式に輸入され、販売された最初のエボリューションがこのクルマだった。

一方、エボリューションTMEが英国で販売されたのは2001年からだが、いくつか大きな変更点がある。最も顕著なのは、ワークスカーの真似をした攻撃的なフロントスポイラーやエンケイのアルミホイールなどのエクステリアだ。また非常に硬いターマックステージ用のサスペンションを履いているため車高が低く、ボンネットの下にはチタン製ターボを装備している。

日本市場向けのインプレッサもほぼ同じ性能だが、英国で販売されたターボ2000(RB5はそのバリエーション)は221psとやや出力が少ないが、多くのRB5はWRスポーツトリム仕様で、かつプロドライブ・パフォーマンス・パック(PPP)を装備している。これは、スバルのワールド・ラリー・チャンピオンシップチームのオペレーターの提供によるディーラーオプションとして用意されたもので、より上質なセンターおよびリアのステンレスエグゾーストサイレンサー、クイックシフトギアチェンジ、ピーク出力を241psまで強化する肝心のリマップECUなどが含まれた。
 

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