英国はこう見る レクサスSC430の中古車、評価は? ソアラ購入のヒントに

公開 : 2018.08.15 10:40  更新 : 2021.01.28 18:09

レクサスSC430は長距離を快適にドライブできるだけでなく、走行距離に依存しない高い製造品質も魅力といえます。生産終了から10年近くが経ち、手軽に楽しむことができる価格のいまなら、と思う方もいるのではないでしょうか。

もくじ

自動車博物館にも収蔵できそう
鯛は腐っても鯛
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いくら払うべき?
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自動車博物館にも収蔵できそう

レクサスSC430は、2001年から2009年にかけて製造された。しかし、まだ黎明期のランフラットタイヤよる、はっきりしないハンドリングとゴツゴツした乗り心地で、発表当時の評判は良くなかった。2002年と2004年にはサスペンションに改良を受けたが、ライバル、メルセデス・ベンツSLの人気に押され、販売面では伸び悩んだ。

今でもSCへの注目は高いものではないが、クルマの中身を見ると、自動車博物館に収められても良さそうにさえ思える。286psを発生させる自然吸気の4.3ℓのV8エンジンは5速ATを介して後輪を駆動し、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションに、アルミニウム製のフォールディング・ルーフを備えている。開け閉めするのに、25秒もかかるけれど。

2+2のキャビンは当時の最新テクノロジーが満載。もちろんレクサスだから、それらの機器の故障は心配不要だろう。エアコンは、ルーフの開閉状態やクルマの走行スピード、周囲の気温を判断し、冷風や温風を自動的に切り替えて送風する。強力なマーク・レビンソン製のステレオにシートヒーター、電動調整式のステアリングコラム、タッチスクリーン式のナビゲーションなどを備える。

明らかにタッチスクリーン式のシステムは旧式然としているが、英国の場合、専門業者に依頼すれば、2200ポンド(31万円)でマーク・レビンソン製のセンターシステムに換装してくれる。さらにバックカメラの追加も可能。オリジナルのダッシュボードにピッタリと収まる。

内装はレザー張りで、ドアパネルやダッシュボードには、楽器メーカーのヤマハの協力を得た、本木目の美しい塗装が施されたトリムパネルが飾られている。全ての部品は非常に美しく組み立てられ、品質は現代のクルマにも負けてはいない。

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