レクサスUX250hに試乗 2.0ℓハイブリッド 内装/走り/価格/C-HRとの違いを評価

公開 : 2019.01.01 17:10

ストロークが “秀逸”

なお、マニュアル変速モードも備えているが、エンジン回転数と加減速特性(エンブレ回生)をステップ変速のように擬似的に制御。なおかつ、深い踏み込みではキックダウンするようにエンジン回転が上昇する。「スポーティ」の気分とかリズムのためのモードである。

フットワークはバージョンL(写真緑)/Fスポーツともにランフラットタイヤ(18インチ車)を履くせいか、細かな段差に神経質な部分もあるが、サスチューンはストロークを活かして負荷変動や揺れを抑えるタイプ。このストローク制御がなかなか巧みなのだ。

動き出しが滑らかで、プレミアム系SUVにしてはソフトな印象を受けるが、急減速からのコーナリングなど大きな負荷が掛かってもストローク速度は抑制され、しなやかさと粘りが上手に両立されていた。

操縦感覚の「キレ」とか乗り心地の「悠々」といった強い印象を残さないが、それが乗り味の品のよさに繋がり、これはAVSを採用したスポーティ仕様のFスポーツも同様。スポーツS+モードを選択しても荒さを感じるような硬さではない。

悪く言えばハンドリングも乗り心地もスポーツモデルとしては少々迫力不足だが、普段使いに邪魔にならずに、たまに気合いを入れるくらいの使い方にジャストバランス。UXのコンセプトをよく表した走りである。

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