987型ポルシェ・ケイマンS 前期と後期を比較 英国編集部員が中古購入

公開 : 2019.01.14 10:40


番外編「他の英国編集部員が購入したクルマ」

フォルクスワーゲン・カリフォルニア:スティーブ・クロップリー

正直に白状すると、本当ならアルピーヌA110ポルシェ911など、かなりの本気のスポーツカーが我が家に来るはずだった。しかし穏やかな週末に、フォルクスワーゲン・カリフォルニアを借りたことをきっかけに、その計画は完全に覆ってしまった。非常に好印象なクルマだったのだ。

このフォルクスワーゲンのトランスポーターは、真四角のカタチをしているが、そのスタイリングは驚くほどカッコいい。高いドライビングポジションは純粋に運転が楽しい。高出力の2.0ℓディーゼルエンジンと7速デュアル・クラッチ・トランスミッションは仕上がりも良く、静か。

このクルマでの旅なら、気兼ねなく車中泊もできる。ホテル代が節約できるだけでなく、新しいアドベンチャー的な楽しさが味わえる。沢山の旅へ出かけるのが楽しみで仕方ない。

1970年 オースティン1300GT:リチャード・ブレンナー

スチールホイールにハブキャップ、可愛らしいGTのエンブレムがついた小柄なボディ。最高出力が71psのミニ・クーパーSのエンジンを搭載しているが、英国中の板金屋さんの仕事が増えそうなほど、ボディはあちこち錆びていてる。このクルマは、わたしが初めて後輪が浮いてオーバーステアに陥る「リフトオフ・オーバーステア」を経験したクルマだ。

ミニの設計でも有名なアレック・イシゴニスが設計をし、スタイリングを手がけたのは、かのピニンファリーナ。オースティン・モーリス1100から1300は、1962年当時、世界的にみてもかなり先進的なファミリーカーだったといえる。10年間に渡って英国でのベストセラー・モデルに位置し、わたしの父も当時所有していた。

購入した理由はここには書ききれない。年代物のボディカラーに端正なデザイン、わたし気持ちを掴んで離さない魅力に溢れている。サイドシルの補修が目下の課題だ。

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