IペースとEペースが生まれる場所 マグナ・シュタイアの工場訪問

公開 : 2019.02.16 07:50

品質が重要 驚きの光景

ここにいる全員が品質の重要さを強調しており、つねに組み立てられたボディの精度が測定され、シフトごとにオフラインで1台が品質チェックを受けているという。万一、重要公差に0.2mm以上の誤差があった場合には、徹底的な対応がとられることになる。

このボディ組立てラインがIペースの生産プロセスのハイライトとも言えるが、最後に訪れた、かつてプジョーRCZクーペの生産が行われていたホール1近くこそ、今回のツアーで個人的に是非見ておきたかった場所だった。


ここでは、見慣れた最終組み立てラインにIペースとEペースが交互に流されてくる。これまでの数十年、フレキシブルだと言われるアッセンブリーラインをいくつも見て来たが、7万ポンド(998万円)もする総アルミニウムボディのツインモーターのEVサルーンと、4万ポンド(570万円)のスチールボディにエンジンを横置きにしたコンベンショナルなSUVがこんな風に混ざり合って組み立てられている光景など見たことがなかった。奇妙な光景だが、電動化の未来とはこういう風にやって来るのかも知れない。

ヒュウマーはさも当たり前のように、慎重な検討がこのアッセンブリーラインが上手くいっている理由のひとつであり、さらに、最終組み立て工程で必要となる主要パーツを効率よく手配することで、オフラインでも問題無く作業を行うことができるようになっていると話してくれた。

「もちろん、非常に経験豊富なスタッフのお陰でもあります」と彼は言う。「こうしたプロセスは過去にも経験済みです。ときには5つの異なるモデルをひとつのラインで生産したこともありますが、そうした場合も生産のペースと品質を落とすことはありませんでした。それがわれわれの仕事なのです。」

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