長期テスト ホンダ・シビック(最終回) 往年のホンダらしい1台

2019.02.15

物足りないエンジンや燃費

しかし、ほかの格言にはこのようなものもある。「排気量に代わるものはなく、嫌う者もいない」この点では、このシビックは物足りない部分もある。

われわれはラインナップの中で1.0ℓがこそがベストだと判断し、ペーパー上のスペックも申し分なかった。しかし実際に乗ってみると、珍しいほどリニアな出力特性とレッドラインの低さ(5500rpm)が仇となり、少々パワー不足を感じざるを得なかった。

燃費にもときおり懸念材料のひとつとなった。最終平均燃費は16.0km/ℓで、優秀ではあるものの特筆すべきレベルではない。もっと良いと思っていた。エンジンは独特の鼓動を奏でるが、気になったのはほとんどの場合ロードノイズだった。シビックの扁平タイヤは見た目こそ良いが、幅広くノイズを立てやすい。特に高速道路で目立った。

悪口はここらでやめておこう。われわれはこのクルマを愛していたが、まるでともにした時間が楽しくなかったように聞こえるからだ。8500kmを走ったが、一度空気圧の警告灯が点灯したことを除けば終始問題はなく、不安になるような場面もなかったからだ。

 
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