初試乗 新型プジョー508 PHEV 2025年への第一歩 素性の良さ維持

公開 : 2019.02.27 10:22  更新 : 2019.02.27 10:22

ソフトウェアの調整はこれから

ただし、普通に走りながらバッテリーを充電するという使い方を、508PHEVでは想定していない。実際、充電ステーションで充電せずに走ることの方に慣れてしまいそうだが、EV以外の立ち入りが禁止されている区間では、バッテリーの残量に気を配り、EVモードままを保つべきだろう。クルマに搭載されたバッテリーの充電は、夜間の自宅や目的地で行われると想定されている。7kWhタイプの充電器なら2時間以下で充電が可能な一方で、急速充電器には対応していないという。

EVモードで走行していると、リアビューミラーの下に青いLEDが灯るから、一般市民や環境団体のひとにも、そのことを伝えることができる。しかしこのEVモードを知らせるライトの色はまだ決まっていない。EUが何色を用いるべきか決定していないこともあり、プジョーも色を決めかねているようだ。

まだこのクルマは開発段階にあり、メカニカルな部分のスペックはほぼ決定しているものの、ソフトウエアなどのキャリブレーションはこれからとなる。実際、今回のテストではエンジンとモーターとの切り替え時にギクシャクした様子があったり、滑らかに加速したり、印象はまちまちではあった。

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