長期テスト アウディTT RS(6) TT Sでもよいのでは、と思えてきた

公開 : 2019.02.26 12:10

内装の違いはわずか 大径ホイールはお好みで

内装にはわずかな違いがいくつかある。ステアリングやギアレバーはアルカンターラ張りではなくなり、ドライブセレクターやスターターボタンはダッシュボードに配置される。

トリムの素材は一部が簡素化され、MMIシステムのバーチャル・コクピットは若干豪華さが抑えられているものの、基本は変わらない。

相変わらずハイエンドな経験が得られるシステムになっている。一押しのアダプティブダンパーであるマグネティックライドが標準なのもポイントだ。

残念ながら、今回の車両はオプション設定となるRSと同じサイズのアロイホイールを装着していた。TT Sのサスペンションはソフトなセッティングながら、落ち着きがないことを考えると、やはり20インチのオプションは自己責任で、と言わざるを得ない。

TT Sのほうが優れる部分も

TT Sの包容力や魅力的な4気筒エンジンを考えると、TT RSにも十分対抗しうる。低速からいつも通りにアクセルを開けると、TT Sの敏感さはRSとほとんど変わりない。

10.2kg−mのトルク差はあるが、中間域の反応で言えばTT Sの方が一枚上手に感じられるほどだ。(日常域で不用意にその直列5気筒エンジンを目覚めさせたくないがために、アウディは燃費に振ったアクセルセッティングを施しているのではないだろうか。)

結果として市街地を走る際には、RSのパワーはどこにいったのかと思いかねない。TT Sでも0−100km/h加速は4.6秒と十分速く、RSと変わらない7速DSGの変速スピードをもってすればこのパワーをうまく引き出すことも容易だ。しかも燃費は12.8km/ℓ以上が期待できる。これはRSには無理な芸当だ。

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