生まれながらに完全無欠? 熟成不要な18台 後編

公開 : 2019.04.27 18:50  更新 : 2021.02.17 17:44

初代フォードフィエスタ

スーパーミニとしては、ルノー5とフォルクスワーゲン・ポロに先を越されたかも知れないが、フィエスタはよりドライバーとの繋がりを感じさせるドライビング性能によって、そんな登場の不利など十分に埋め合わせていた。

ミニが確立した公式を踏まえつつ、強力なパフォーマンスと洗練性でさらに進化を遂げたモデルであり、実用性を重んじるフォードの流儀に従い、より広いキャビンスペースを確保するとともに、数多くのトリムとオプションを用意していた。

1972年にヘンリー・フォードII世が「ボブキャット」と呼ばれた計画を承認すると、その後、4年をかけて開発されたフィエスタは、発売されるや大人気となり、その後8年の現役生活を送ったことで、もともとの設計の正しさを証明している。

いまでもこのクルマは、正しい操作とタイトなコーナリング、そして落ち着きのある乗り心地とは何かを教えてくれる優れた見本であり、現在では非常にお買い得なモデルとなっている。

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