生まれながらに完全無欠? 熟成不要な18台 後編

公開 : 2019.04.27 18:50  更新 : 2021.02.17 17:44

TVRグリフィス

1990年代、グリフィス1台で、時代遅れのスポーツカー専門メーカーだったTVRは、当時最高のスポーツカーを創り出す企業へと自らを変革することに成功している。

それは、すべてグリフィスのシンプルで魅力的なデザインのお陰であり、さらに、TVRでは、グラスファイバー製ボディパネルのフィッティングの弱点を隠すため、ドア開閉部をフロントフェンダーの中に入れ込むとともに、ドアパネル自体をサイドシルまで延長している。

グリフィスの力強さの源となっているのが、ローバー製「ビュイック」V8エンジンであり、TVRのチューニングを受け、発売当時で243ps、後に登場した5.0ℓモデルでは345psにまでそのパワーは引き上げられていた。

スピードとサウンド、さらにはそのスタイルによって、いまでは、どのグリフィスも入手困難な1台となっている。

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