TVRグリフィス（1991年）

初代グリフィスが登場したのは1963年のことだったが、1991年に復活したモデルでも、初代と同じやり方が踏襲されていた。

つまり、スタイリッシュなグラスファイバー製ボディをスチール製シャシーに被せ、強力な大排気量V8エンジンを積んだこのクルマのパフォーマンスは、スーパーカーを追い回すことができるほどのものだったということだ。

初期モデルでは電気的な不具合が多かったかも知れないが、その見事なスタイリングが放つ輝きはいまもまったく失われていない。

TVRにはグラスファイバーの成形に関する多くのノウハウが蓄積されており、グリフィスの曲線を多用したボディには、その高い技術が惜しみなく注ぎ込まれていた。

現在でも、このクルマはもっとも美しく、もっとも人気の高いTVRの1台として評価されている。

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