長期テスト フォルクスワーゲン・ポロGTI+ スピードと快適さのバランス

公開 : 2019.05.05 16:50

専用装備で品格が増した外観

私の手元に来たときには既に数百km走っていたので、エンジンは既に気持ちよく回るようになっていた。第一印象は良く、フラッシュ・レッドのボディ色はスタイリッシュだがこれ見よがしでなく、GTI専用の外装パーツ(17インチアロイホイールや2本出しのマフラー、専用バンパー、GTIのバッジ)がノーマルのポロよりもクラス感を与えていた。

GTI+グレードではオートLEDヘッドライトやリアガラスのプライバシーガラスへの変更、電動ドアミラーのほか、インテリアでは10.5インチタッチスクリーンが含まれている(通常のGTIは8インチ)。ダッシュボードの中央にこれほど大型のスクリーンが配置され、デジタルドライバーインフォディスプレイやタータンチェックのシートなど、インテリアのまとまりはVWグループらしい巧みさが感じられる。

一方で個人的には真っ赤なダッシュボードはそれほどそそられない。真っ黒な内装を避けるのは良いが、狙っている洗練性が得られていない。

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