長期テスト フォルクスワーゲン・ポロGTI+ スピードと快適さのバランス

公開 : 2019.05.05 16:50

問題はギアボックス スイフトに比べると身軽さに欠ける

価格は2万2610ポンド(326万円)で、これにエアコン(415ポンド、6万円)やウィンターパック(285ポンド、4万1000円)、ブレシアブラックダイヤモンドのアロイホイール(350ポンド、5万円)のオプションが追加されている。プリクラッシュセーフティやVWインフォテインメント・セーフティサービスの契約費用を加え、最終的には2万5345ポンド(365万円)となった。

これだけの価格なら、1万7999ポンド(260万円)のスイフト・スポーツと比べて欠点に寛容になれないのも仕方ない。だが厳しい目で見ても、ポロは価格に見合ったプレミアムなスモールパフォーマンスカーだと感じた。ただし、走りの第一印象は悪く、これは主にギアボックスに責任がある。

マニュアル仕様も発売される予定だが、今のところは6速デュアルクラッチATのみ。これが気にかかるポイントになっている。停止状態からではそこまで感じないが、特に低速域でアクセルを踏み込んだときは、ギアボックスのためらいが見られる。2速での加速時に1速に落としたせいで大きなノイズやホイルスピン、洗練性に書けるボディの振動を見せることもあった。少々アクセルを加減すれば遙かにスムーズに走るが、スイフト・スポーツに比べると身軽さに欠ける。

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