英国版 認定中古車のすゝめ 日産キャッシュカイ 依然として高い競争力

公開 : 2019.07.07 07:50

燃費良く装備も充実

この点をのぞけば、非常に万能かつ乗用車風の乗り味を持ちながら、広いキャビンと荷室、スタイリッシュかつ快適なインテリア、そして乗り心地とハンドリングのすべてを兼ね備えている。二輪駆動ではリアはトーションビーム式だが、四輪駆動モデルではオフロードも考慮したマルチリンク式となる。

しかし、大半のひとが選ぶのは二輪駆動のほうだろう。その理由はコストパフォーマンスとランニングコストだ。この点で言えば、キャッシュカイは期待を裏切らない。エンジンは複数用意されているが、それほど飛ばさず、走行距離も少ないひとには115psの1.2DiG-Tがおすすめだ。加速はスムーズで、高速道路では16km/ℓ程度の燃費を達成する。

長距離を走るひとにはディーゼルの1.5dCiの方が合っているかもしれない。よりフレキシブルかつ洗練されたエンジンだ。一日中高速道路を走っても20km/ℓ近い燃費を示す。

トリムはビジアからテクナ・プラスまでの5段階が用意される。ビジアは電動ウインドウ、5インチのインフォテインメントシステム、エアコンなどが主要装備だ。上位のNコネクタでは安全装備が追加され、テクナになると本革シート、Bose製オーディオ、そして安全装備がさらに充実する。

セアトアテカなどのライバルも出現しているが、この2世代目キャッシュカイの方がおおくのひとに合っているだろう。

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