奇抜なルックスの日本車 21選 英国人が選出 前編

公開 : 2019.06.01 05:50  更新 : 2021.01.30 21:02

日産Sカーゴ(1989年)

日産Sカーゴはシトロエン2CVの要素を多くもつ一台だ。ボディから飛び出したヘッドライト、張り出したフロントのホイールアーチ、そして2分割のウインドウなどがそれに該当する。バンのようなボディスタイルは2CVのトラック版を思い起こさせるものだが、キャンバストップは通常の2CVのようだ。このクルマが1989年東京オートショーでデビューした当時、2CVはまだ生産中であった。

実のところ、その名前すら2CVの真似をしている。スモール・カーゴの略であるSカーゴは、フランス語の「エスカルゴ」に似た発音である。エスカルゴ(かたつむり)は2CVのニックネームとして有名だ。

このクルマのプラットフォームはサニー(米国名セントラ)と共有されている。フィガロパオなどと同じくパイク工場において、2年間におよそ8000台が生産された。

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