新型ポルシェ911(992) 日本発表 価格/エンジン/内外装/スペック解説

公開 : 2019.05.28 07:40

ポルシェ911(992)のシャシー

フロントに245/35ZR20、リアに305/30ZR21という大径の前後異径タイヤを採用し、カレラS/カレラ4Sともフロントのトレッドは46mm、カレラSではリアのトレッドが39mm拡大した。

これにより、リアアクスルのスタビリティが増し、トラクションは向上した。前後異径タイヤはハンドリングをニュートラルかつコントローラブルにするという。

スポーツ性能と快適性を高い次元で両立したポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント(PASM)は改良され、特性がさらに幅広くなったことにより、ソフトな減衰が必要に応じて可能になり、快適性も向上している。

オプションのPASMスポーツサスペンションを装備すると車高が10mm下がり、コーナーでのさらなる俊敏性および高速走行時のさらなる安定性を実現する。

また、常時手動で選択可能なウエットモードプログラムを含む、路面の濡れを感知する世界初の革新的なシステムも搭載された。

タイヤの進化やサイズアップに伴い、シャシのセッティングも新しくなった。ウエットグリップ性能やドライ路面のハンドリング、転がり抵抗も改善された。

リアブレーキディスクの直径は330mmから350mmに拡大され、ブースターは空気式から電気式に変更され、その応答性は最適化されている。

ステアリングのギア比もダイレクトになり、オプションでリアアクスルステアリング(後輪操舵)も用意される。

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