長期テスト ホンダ・シビック・タイプR(最終回) 扱いやすいオールラウンダー

公開 : 2019.07.03 17:10  更新 : 2019.07.03 18:33

見た目は良いが問題もあるギアレバー

サーキットではなく公道を走る市販車という視点では、フラットフロアの明らかな利点と言えばドライビングポジションの低さくらいだろうか。 ホールド性の高いシートと調整範囲の広いステアリングも手伝って、快適なポジションを見つけるのも容易だ。

アリエル・アトムやケータハム7を除くと、金属製のギアレバーは最もクールな仕上がりだ。ただ大抵は熱すぎるか冷たすぎるかするが残念。気温が−5度や30度でなければとても良いのだが。メーカーが木製やプラスチック製に移行しているのも無理はない。

とは言え、これは弱点ではなく特徴でしかない。これはブレーキの鳴きにも言える。「不具合ではない」とオーナーズマニュアルにも書いてある。

前輪駆動で、320p、サーキットで速いマシンにもかかわらず、オーナーからの要求水準は極めて高いと思うかもしれないが、シビックはことのほか日常生活になじんでくれる。

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