【日本市場】BMWジャパン、2020年は「地位確立」 Mブランドの拡販/電動車も重視

公開 : 2020.01.29 17:10

2019年1月28日、都内でBMWグループの新春記者会見が開催されました。BMWジャパンの代表取締役社長であるクリスチャン・ヴィードマンは、2019年を振り返り、2020年のビジネスについて語りました。

もくじ

5年連続インポーターの販売台数ナンバーワン
プレミアムブランドとしての地位確立めざす
ユーザー変化 インポーターも変わらねば

5年連続インポーターの販売台数ナンバーワン

text:AUTOCAR JAPAN編集部

BMWは、ユニークな自動車メーカーだ。

世界の自動車メーカー販売台数ランキングでは、2018年は約250万台で13位。トップ3のフォルクスワーゲン・グループ、ルノー・日産・三菱連合、そしてトヨタグループは1000万台を超えている。

2019年、インポートカー・オブ・ザ・イヤーをダブル受賞したBMW 3シリーズ。
2019年、インポートカー・オブ・ザ・イヤーをダブル受賞したBMW 3シリーズ。

トップ3の4分の1以下の販売台数ながら、プレミアムブランドとしての地位を確立。しかも、製造しているのは乗用車とモーターサイクルだけで、バスやトラックなどの商用車は製造せずに、だ。

そんなBMWは日本でも好調だ。2019年の販売実績は、BMWが4万6814台、ミニが2万3813台、BMWグループとしては7万0627台で、5年連続インポーターの販売台数ナンバーワンを誇っている。

対前年比では91.8%だったが、多くのインポーターが前年割れしているから致し方ないだろう。とにかく、日本においても名実ともプレミアムブランドとしての地位を確立しているといえるだろう。

2019年はBMWで21車種、ミニで7車種のニューモデルを投入。中でも3シリーズはインポートカー・オブ・ザ・イヤーをダブル受賞するなど、専門家からも高い評価を受けた。

販売店数はBMWが172、ミニが119とネットワークは充実し、世界に10か所しかないリサーチ&デベロップメント拠点であるテクノロジーオフィスのひとつも東京にあり、最新技術や素材の開発などで多くのサプライヤーと協業している。

また、文化、工芸、スポーツなど、さまざまなメセナ活動も行ってきた。

プレミアムブランドとしての地位確立めざす

2019年は攻勢を続けたBMWジャパンだが、2020年の事業はどう取り組んでいくのだろうか。

まずは、プレミアムブランドとしての地位の確立。その第1弾が、今回の記者会見で日本初公開されたM8グランクーペをフラッグシップとする「M」ブランドの拡販だ。

ミニのEV「ミニ・エレクトリック」
ミニのEV「ミニ・エレクトリック」

また、EVやPHEVといった電動車も、プレミアムブランドには重要なファクターだ。

そして、ディーラー販売網や中古車販売の充実。さらには、マーケティングやコミュニケーションなど、ローカルエディションで、つまり日本らしい手法で手がけていくという。

たとえば、BMW傘下となった新生ミニは2001年に誕生し、日本には2002年から導入された。当初の販売台数は1万台ほどだったが、2015年には2万台を突破。

以降、5年連続で2万台以上を販売している。

これも、ミニをただのコンパクトカーではないプレミアムブランドとして確立させ、老若男女にわたる広いバリエーションの顧客の心をとらえてきた結果だろう。

アフターセールスにも、いま以上に力を入れる。高額なモデルだけでなく、古いクルマに対してもプレミアムなブランド車のオーナーにふさわしい対応を心がけていく。

アプリによるアフターサービスも充実させ、クルマから直接ディーラーに入庫のリクエストもできるようになる。

ロジスティックも、2020年第4四半期にはRDC(リージョナル・ディストリビューション・センター)印西を完成させ、効率化を進めていく。

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