【ワイルド・スピード】GT-Rやランエボ、スープラだけじゃない 映画を彩った「脇役」日本車6選

公開 : 2020.02.23 11:20  更新 : 2021.10.13 13:54

映画「ワイルド・スピード」(原題:Fast & Furious)には、GT-Rやランエボ、スープラなどの日本車のみならず、脇役的な日本車も多数、彩りました。なかでも6台に小鮒康一がスポットを当てました。

低価格でコンパクトな日本車がフィーチャー

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

今年の5月に最新作が公開されることが発表され、話題となっている映画ワイルド・スピード(原題:Fast & Furious)。

当初はストリートレースを題材とした作品であり、低価格でコンパクトながら高いポテンシャルを秘めた日本車がフィーチャーされたことで日本でも人気の作品となっている。

日産スカイラインGT-R
日産スカイラインGT-R

なかでもトヨタスープラや日産スカイラインGT-R、三菱ランサー・エボリューションやエクリプスは主役級のキャストの愛車として登場し、今でも「ワイルド・スピード仕様」が存在するほど高い人気を誇っている。

それ以外にも多くの日本車が作品に華を添えていた。今回はそんな脇を固めた日本車を振り返ってみたい。

なお配給会社の関係で、実際に出演したクルマの写真が入手できなかった点はご容赦いただきたい。

北米ではやはりホンダ/アキュラが人気

劇中に登場する車種で特に多いのはやはりホンダ/アキュラ。

特にシリーズがスタートした2000年代前半はスポーツコンパクトブームだったこともあり、前述のミアの愛車も含め作中にも多くの/アキュラ車が登場している。

ホンダ・シビック・クーペ

ホンダ・シビック・クーペ
ホンダ・シビック・クーペ

日本ではハッチバックのイメージの強いシビックだが、アメリカではクーペタイプが人気ということもあり、5代目モデルのシビックをベースに誕生したのがシビック・クーペだった。

当初はラインナップには存在せず、アメリカ独自モデルとして5代目シビック登場の1年後に追加されたモデルだったが、のちに日本でも輸入販売がされている。

そんなシビック・クーペは、第1作目のドミニクが率いる輸送トラック襲撃団の犯行車両として3台が登場。

闇夜に紛れるブラックのボディカラーはいいとして、派手なエアロキットにアンダーグローを装着した姿はもはや圧倒的な存在感を放っていた。

ホンダS2000

クローズドボディ並みのボディ剛性と2L NAながら250PSというハイパフォーマンスなエンジンを搭載するS2000は、第1作ではドミニクの敵対組織のボス、ジョニーの愛車として登場。

ギャングのボスの愛車ということで、ブラックのボディが印象的だった。

一方、2作目に登場したS2000は、女性ストリートレーサーの愛車ということで一転してピンクのボディカラー。

内装もピンク系で張り替えられるなど、ジョニーとは対極のキャラクターとなっていた。

アキュラ・インテグラ

ヴィン・ディーゼル演じるドミニクの妹であり、ポール・ウォーカー演じるブライアンの妻でもあるミア。

作品が進むごとに愛車を運転するシーンは減っていったが、第1作での愛車はアキュラ(ホンダ)インテグラだった。

日本では3代目となるこのインテグラは、当初丸目4灯フェイスでデビューしたものの不評でマイナーチェンジ時に一般的なライトに改められたモデル。

しかし北米では4灯のまま継続販売されていた。

作品に登場するミアのインテグラは、わざわざ日本仕様のフェイスが換装されている。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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