【全長が伸びる多機能SUV】ルノー モルフォズ・コンセプト 電動クロスオーバー CMF-EVプラットフォーム 発表

公開 : 2020.03.03 12:12  更新 : 2020.03.04 22:17

大胆なインテリア

モルフォズのインテリアも同様に大胆なデザインが施されている。

従来のコントロール・インストゥルメントの多くは、折りたたみパネルを使用して隠すことができ、そのほとんどはL字型の画面に表示される。

ルノー・モルフォズ
ルノー・モルフォズ

ステアリングホイールには、クルマのほとんどの機能を制御することが出来る10.2インチのスクリーンが組み込まれている。

モルフォズは完全自動運転車ではなく、レベル3の自動運転機能を備え、ドライバーがハンドルから手を離し、道路から目を離すことができる。

以前の完全自動運転機能を載せたコンセプトは、遠い将来のモデルとして捉えられていたが、このモルフォズは近い将来のビジョンとして、最新のテクノロジーを載せたコンセプトとなっている。

最も大きなデザインの特徴は、助手席だろう。

「シェア」モードに切り替えると、助手席がスライドし、後部座席の方向を向いて座ることが出来る。

また、テーブルとして機能し、インフォテイメント機能の多くを制御できる、ビルトイン画面を備えた大きなセンターコンソールもある。

インテリアには、古いヨーグルトポットで作られたフロアなど、多くのリサイクル素材も使用されている。

Q&A ルノー・コンセプトカーデザイン責任者 フランソワ・ルボアイン

――このコンセプトは以前のものと、どう違うのですか?

「以前のコンセプトは、遠い未来の完全な自動運転車でしたが、今回はそれより近い将来にどんなクルマができるのかに焦点を当てています」

ルノー・コンセプトカーデザイン責任者、フランソワ・ルボアイン。
ルノー・コンセプトカーデザイン責任者、フランソワ・ルボアイン。

「デザイナーは、独創的で概念的なコンセプトカーにしたいと考えていますが、それを信頼できるものに仕上げるのは大きな挑戦です」

――なぜサイズが変わるコンセプトを開発したのですか?

「本当に必要な機能を備えたクルマを作りたいと考えました」

「今のクルマに満足していますか? わたしはエスパスに乗っています。週末に家族と乗るときはいいのですが、1人での通勤には向かないと思っています。毎日の生活に適応できるものが欲しいのです」

――量産モデルにも採用されますか?

「今のところ、予定はありません。メインの構造の安全性は高いのですが、量産モデルにするためには、多くの課題をクリアしなければなりません」

「大きな車は、エネルギーをよりよく吸収するものです。短い時に安全なら、長い時も安全だと言えるかもしれません」

関連テーマ

おすすめ記事

 

ジュネーブモーターショー2020(開催中止)の人気画像