【自宅へ充電器を設置】メルセデス・ベンツE300de EQパワー(2) 長期テスト

公開 : 2020.03.07 11:50

長距離走行に最適なディーゼルエンジンに都市部に適したハイブリッドと、ステーションワゴン・ボディという、理想的な組み合わせに思えるE300de。短距離ながらEVモードでの走行も可能です。その実力の高さを、長期テストで確認します。

もくじ

積算6250km E300deのために充電器を自宅へ
英国は7kWの充電器設置が実質4〜5万円
付いてきたケーブルが7kWには非対応?
積算7151km 想像通り充電ケーブルを交換
テストデータ

積算6250km E300deのために充電器を自宅へ

text:Andrew Frankel(アンドリュー・フランケル)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
従来とはまったく異なるメルセデス・ベンツを味わうため、思い切って自分を説得してみた。ひと晩でEVモードで走行可能な70kmを追加するためには、自宅に変更が必要なのだ。

長期テスト車両として、プラグイン・ハイブリッドモデルが手元にある。敷地の中央に泥とは無縁の駐車場がある。考えを整理するのに、良いタイミングでしかない。

メルセデス・ベンツE300de EQパワー SEエステート(英国仕様)
メルセデス・ベンツE300de EQパワー SEエステート(英国仕様)

E300de EQパワーの充電口はボディの後ろについている3ピンタイプ。充電ケーブルは黒く、夜間はかなり見にくい。これから誰もケーブルにつまずいて転ばなければ、奇跡かもしれない。

メルセデス・ベンツによれば、BP社が充電システムのパートナー企業だということ。早速BPへメールを送ってみたが、2ヶ月ほど経っても返信はなかった。仕方なく、充電器を自宅に最近設置した友人に話を聞いてみた。

彼は、作業はポッドポイント社というところで済ませたが、正直お薦めはできないと話していた。ポッドポイントのウェブサイトには「これまで4万カ所以上の充電ポイントを設置し、英国最大のネットワークを構築しています」 と書かれているのだが。

充電器の設置場所を決めるのに時間がかかってしまった。電気工事士がやってきて、自宅のブレーカーから配線を取り、壁に穴を開け、ケーブルを通す穴を地面に掘った。

英国は7kWの充電器設置が実質4〜5万円

古い石垣に沿ってケーブルを巡らせて、充電器を置きたい場所まで配線。ポッドポイント社と契約しているというスタッフは、数時間のうちに充電器の設置工事を完了してくれた。

ポッドポイントでは、2種類の充電器を用意している。1つはユニバーサル・ソケットが付いていて、どんなEVやPHEVでも充電できるタイプ。もう1つは汎用性は低いものの、車種専用ケーブルに対応する機種。

メルセデス・ベンツE300de EQパワー SEエステート(英国仕様)
メルセデス・ベンツE300de EQパワー SEエステート(英国仕様)

どちらのタイプを選んでも、英国の場合は3.6kWで779ポンド(11万円)だが、性能は3ピン・プラグには劣る。ほぼ半分の時間で充電ができる7kWのタイプなら859(12万円)の予算があれば大丈夫。

申請者とクルマが英国補助金の対象であれば、施工価格は500ポンド(7万円)も安くなる。補助金の申請は、ポッドポイント社が代行してくれるから手間いらずだ。

設置完了までは順調だった。手際の良い取付作業を振り返れば、ポッドポイントはいい仕事をしてくれたと思う。だが、問題だったのは、3.6kWでしか充電できないところ。まったく充電できないわけではない。

ポッドポイントへ伝えるとスタッフが確認しに来たが、間違いなく7kWタイプの充電器が設置してあるという。一部のプラグイン・ハイブリッドのクルマは3.6kW以上の受電容量を持たない場合もあるが、メルセデス・ベンツE300de EQパワーは異なる。

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