【上品なSUV 内装はなぜ白?】ボルボXC90のマイチェン版と、DS 7クロスバックの追加モデルで判明

公開 : 2020.03.22 08:50  更新 : 2021.10.11 13:50

白い内装のクルマをテーマに、比較試乗。題材は、改良新型ボルボXC90のRデザインと、DS 7クロスバックのリヴォリです。スウェーデンとフランスの2国の差を検証。

役者が揃ってきた白内装SUV

text:Kazuhiro Nanyo(南陽一浩)
photo:Keisuke Maeda(前田恵介)

日本の輸入車市場でドイツ車は手堅いとはいえ、非ドイツ勢が伸長していることは確かだ。

その先鋒はボルボで、昨年は国内で1万9000台弱、グローバルで70万5500台と、国内外とも前年比で約1割ほど伸びている。路上でよくすれ違うのには、やはり理由があるのだ。

2020年モデルで改良新型になったボルボXC90。試乗車はグロッシーブラックを各部のアクセントにしたRデザイン。
2020年モデルで改良新型になったボルボXC90。試乗車はグロッシーブラックを各部のアクセントにしたRデザイン。

今回、新世代ボルボを先駆けたフラッグシップモデル、XC90がマイナーチェンジフェイスリフトを迎えた。売れているモデルの常らしくデザインの変更は最小限で、フロントグリルと前後バンパーのインサートが少し変わったが、ほぼ間違い探しレベル。

しかも昨年より導入されたディーゼルユニット「D5」Rデザイン仕様に、レザーの白内装が選べるようになった。これまでRデザインは黒レザーで、明るいベージュ内装はインスクリプションで用意されていたのみ。Rデザインのスポーティな走り味と、明るく甘いインテリアによる、新境地という訳だ。

国産車ではマツダのSUVが頑張っている通り、明色インテリアにトレンドの気配が漂っているが、もう1つ注目の白内装グルマが追加された。

それがDS 7クロスバックの「リヴォリ」だ。こちらもプラットフォームを同じくするプジョー5008らと並んでここ数年、日本で大きくシェアを伸ばしたグループPSAのDSブランド、そのフラッグシップモデルだ。

同系色トーンか、コントラストか

全長5m弱のフルサイズSUVであるXC90と、4.6m弱でDセグとCセグの中間を狙うDS 7クロスバック。車格が異なって直接比較は無理があるが、前者はアメリカ市場にも重きがあるのに対し、後者は欧州オリエンテッドなモデルで、それぞれのお国柄を代表する白内装のフラッグシップモデルという点では比べ甲斐はある。

ちなみに両社とも2Lディーゼルに組み合わせるトランスミッションは、アイシンAW製の8速ATだ。

オフホワイト調のシートカラー「ブロンド」が、ボルボXC90 Rデザインで選べるようになった。
オフホワイト調のシートカラー「ブロンド」が、ボルボXC90 Rデザインで選べるようになった。

まずXC90 D5 AWD Rデザインの内装だが、植物鞣しのファインナッパレザーとパーフォレーション穴が施された専用スポーツシート。インスクリプションのベージュがかったニュアンスとは異なる、わずかに青味がかったオフホワイトだ。

だからこそ、そこに組み合わされたダッシュボードからドアパネル、センターコンソールにかけての、カーボンとアルミの冷んやりした色合いや質感とよく馴染む。いわば同系色トーンの白内装なのだ。

記事に関わった人々

  • 前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)
  • 南陽一浩

    Kazuhiro Nanyo

    1971年生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。ネコ・パブリッシングを経てフリーに。2001年渡仏。ランス・シャンパーニュ・アルデンヌ大学で修士号取得。2005年パリに移る。おもに自動車やファッション/旅や食/美術関連で日仏独の雑誌に寄稿。2台のルノー5と505、エグザンティア等を乗り継ぎ、2014年に帰国。愛車はC5世代のA6。AJAJ会員。

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